おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【九重山】季節外れの雪!野焼きが終わった坊がつるを目指して

4月に入り気候も安定してきました。美しい草花を眺めていると、山に登りたい衝動に駆られてしまいます。よって4月のとある週末に、登山を決行しました。

 

平日は暑くて汗がにじむ日々、涼しい山に恋い焦がれながら週末を迎えました。しかし、当日は寒波が大分県を襲い、冷え込むと予報が出ていました。いや、平日があんなに暑かったのだから、少し位は大丈夫だろう!と安易に考えながら九重山の登山口がある長者原まで行くと、4月にも関わらずまさかの雪が降っていました。気温は-1度。

 

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長者原に降り立つと、タデ原湿原を強風が走り抜けています。完全に冬用の装備ではありませんが、ダウンやフリース、手袋も用意していた為、寒さは特に問題にならないと判断し、6時40分に入山しました。自然相手に「絶対」はありません。道具に助けられることは良くあることを、経験上学んでいた為防寒着を用意していました。

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当日の行程は、スガモリ越経由の三俣山、北千里ヶ浜を通過し、法華院温泉山荘で温泉。その後坊がつるまで下り、雨ヶ池越経由で下山と考えていました。久々の九重山、久々の一人登山に足が弾みます。しかし思っていた以上に身体は重たいです。トレーニング不足は目に見えています。

 

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スルスルと標高を上げていき、硫黄山の前を通過します。硫黄山と言えば、今年の4月19日に霧島連山の硫黄山が噴火して、大変驚いたものです。しばらく主峰の韓国岳に登ることはできないでしょう。GWを前に観光にも大打撃です。早く終息することを願っています。大分県の硫黄山も心配になってきます。

 

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ガレ場を登り、余裕を持ってスガモリ越に到着しました。休憩所がありますが、工事中の様で一部形状が変わっていました。ここから九重山の中央に鎮座する「三俣山」までアタックすることができます。とりあえず休憩所でおにぎりを食べて、小休止。

 

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さぁ三俣山の山頂に向けて出発!と行きたいものの、雪が混ざった風が轟音を響かせながら山を吹きぬけています。立つことも困難な強風は、体感温度をさらに低くします。台風並み、いやそれ以上の強さです。

 

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防寒対策は十分なので、寒さは大丈夫です。しかし、登ることはできますが、立つことが困難な状況の中で、無理して登るつもりもありません。それよりも凍った身体を温泉で溶かしたい!という欲求の方が強まった為、法華院温泉山荘へ向かいました。

 

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荒廃した北千里ヶ浜も雪交じりの強風が吹きぬけています。1時間もしない内に法華院温泉山荘に到着しました。あぁ、温泉に浸かりたい。しかし時間はまだ9時過ぎ。営業時間外です。周辺を散策して時間を潰そうとも思いましたが、その前にダメもとで入浴が可能か否か聞いてみました。するとOKとのことでしたので、有り難く入浴しました。

 

▽温泉の詳細はこちら 

www.kakenagashi.site

▽トラベルジェイピーでも書きました。 

www.travel.co.jp

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名湯に心も身体も満たされて、下山します。坊がつる湿原は、野焼きが終わって一面真っ黒です。

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この時期しか見ることのできない黒い湿原もまた面白い。

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雨ヶ池越を通過して、長者原へ戻ります。

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山道には雪が積もっており、本当に季節を疑ってしまいます。しかし、その様な状況でも、新緑は育っており、ほっこりした気持ちになりました。

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12:00に下山完了。タデ原湿原も吹雪いていました。

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さて、「下山後の温泉」を決行します。当日は下記温泉に入浴しました。 

www.kakenagashi.site

 

www.kakenagashi.site

 

久々の山は気持ちよかったです。自然が相手なので天候に恵まれないなど、もどかしい場合もありますが、それはそれで愛着が湧いてきます。また、時間を見つけて登れば良いのです。山は逃げません。自然の中で心を癒し、温泉で身体を癒した充実した休日でした。

 

 

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「山は逃げません」と言いながら、噴火して登れなくなったらどうしよう!?と、先日の噴火を見て感じてしまいました。霧島連山は本当に美しい山容で、私も度々訪れている名峰です。霧島連山の火山活動が終息して、観光客が戻り、麓に1日でも早く活気が戻ることを、心より願っています。

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2018.04入山

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