下山後の温泉

大分県在住、登山が趣味の温泉ソムリエが、「おんせん県おおいた」の立ち寄り湯を巡ります。

【別府市】別府温泉 竹瓦温泉~古き良き温泉を100年先まで残すために

大分県で有名な温泉と言えば「竹瓦温泉」などが挙げられると思います。多くの観光客がこの温泉を目指して別府まで訪れますが、大分県民の利用はどの様な感じなのでしょうか。

 

とある雨降る日曜日、いつもの様に朝風呂の為、別府へ向かいました。最近私が一人で朝活を満喫しているという情報が妻から洩れたのか、私の朝活に実家の父と母が便乗することになりました。私としては拒む理由もありませんが、・・・まぁ良いかなと言った感じです。

 

朝6時、自宅を出発し、実家で父と母を乗せ、3人で別府を目指しました。目的地は別府温泉のシンボル的共同風呂「竹瓦温泉」へ向かいます。

f:id:Kazdorado:20180227182242j:image

私は幼少の頃から、父と母に様々な温泉に連れて行ってもらいました。私の温泉好きは間違いなく親の影響もあると思います。しかし、その温泉好きな父と母が竹瓦温泉には入浴したことがないと言っていたのです。意外な事実に驚きましたが、そういう事なら竹瓦に行こう!ということで目的地を決めました。

 

スポンサーリンク

 

いつもの様に10号線沿いの北浜海岸駐車場に自動車を止めます。こちらの駐車場は、竹瓦温泉を利用すると1時間無料になります。入浴料を支払う際に、駐車場のカードも受付に提出してください。

 

道路を横断し、小道を抜けると、大きくて風格ある建物が見えてきます。竹瓦温泉です。竹瓦温泉は大正12年創設、現在の建物は昭和13年に建築されました。木造2階建てで、国の登録有形文化財に指定されています。

 f:id:Kazdorado:20180227182302j:image

別府市内の共同風呂に立ち寄ると、必ずと言って良いほど集会場(公民館)が併設されていますが、竹瓦温泉も例外ではありません。建物内に階段があり、2階部分が公民館として使われています。別府市の文化は温泉と共にあるということが、この様子からもわかります。f:id:Kazdorado:20180227182313j:image 

建物を入り受付で3人分の料金を支払います。待合は広いスペース、奥の座敷には九州温泉道を制覇して、殿堂入りした泉人達の名前が飾られています。コインロッカーもありますので、貴重品の管理も安心です。

 f:id:Kazdorado:20180227182322j:image

浴室は脱衣所と浴室が一体となった広い空間です。暖簾をくぐると脱衣室があり、その下に浴槽があります。別府の共同浴場では、多くの施設で階段を下りる仕様となっています。

ポンプがない時代、地表に湧出した温泉を浴槽に貯めるには地盤面より下に浴槽がある方が望ましかった為、浴室は地下に設けられていました。今でもその名残は多くの共同浴場で見られます。つまり、昔の温泉はボーリングをせずに、地表に湧出していた温泉のみを利用していたこと、ポンプが使われだす前より別府の温泉が栄えていたということが、じんわり伝わってきます。

 

服を脱ぎ、いざ入浴。かけ湯を行うと別府スタンダードの熱い温泉が身体に沁み渡ります。まずは身体の先から十分にかけ湯を行い、身体を湯に慣らします。そしてゆっくりお湯をかき混ぜない様に入浴。肩まで浸かると刺激的な熱さの温泉が全身を覆い、チクチク攻撃してきます。熱い!熱いですが凄く気持ち良い!熱い湯に揺られながら上を見ると、天井が高い為、開放感が感じられます。あぁ、癒しの瞬間が訪れます。

 f:id:Kazdorado:20180227182515j:image

身体を洗うなど、何度も出入りを繰り返すうちに身体は慣れてくるものです。湯上り後は、身体が芯から温まり、汗が止まりません。

 

なお、別府市内の温泉を利用する場合は、浴槽の縁には座らないようにしましょう。浴槽の縁は頭を置く場所であり、そこに座ることはマナー違反と言われています。地元の方から「No!」が飛んできますのでご注意下さい。

f:id:Kazdorado:20180227182553j:image

大分県は、大々的に温泉をPRして県外からの利用客を呼び込んでいますが、その地に住む大分県民はどうでしょうか。シンフロ、プレミアムフロイデーなど話題にはなるものの「竹瓦温泉は知ってはいるが、入浴したことがない」という方が私の周りにも大勢います。私の親も言っていましたが、やはり「共同風呂」は敷居が高いようです。

 

県外から観光客を呼び込むことも重要ですが、県外と地元の中間の方々、つまり大分県民の利用者を増やし、敷居を下げ、盛り上げて行くことも、古き良き温泉の存続に繋がる為、大切だと感じました。

 

竹瓦温泉に関しては、純粋に「素晴らしい木造建築物をその目で見て欲しい」という気持ちもあります。

 

この程度の小さなブログで温泉を紹介して、温泉に関する「入口」を細々とつくる程度しか私にはできませんが、少しでも温泉に関心を持つ方が増えてくれたなら、嬉しい限りです。

 

*浴室内は早朝にも関わらず大勢の利用客がいた為、浴槽の写真は以前撮影したものを使用しています。外観と待合スペースは当日のものです。

 

<竹瓦温泉の基本情報>

住所:別府市元町16番23号

電話番号:0977-23-1585

 

男湯

泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩泉

pH値:7.3

メタケイ酸:229.5mg

 

女湯

泉質:ナトリウム−炭酸水素塩泉

pH値:7.7

メタケイ酸:228.0mg

 

砂湯

泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−炭酸水素塩泉・塩化物泉

pH値:8.1

メタケイ酸:246.8mg

 

竹瓦温泉では、男湯・女湯・砂湯で泉質が異なりますが、全ての泉質に美肌効果があります。

www.kakenagashi.site

  

www.kakenagashi.site

 

▽過去記事はこちら

www.kakenagashi.site

 

 

 

スポンサーリンク

 

 

にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ

2018.02入浴

スポンサーリンク