湯治場として栄えた温泉地、湯平温泉郷。今回はその共同浴場の「銀の湯」をご紹介します。
営業時間は朝6:00から。当日は朝一で行ってきました。一番風呂だったせいか、少し熱めに感じました。念入りににかけ湯をしていざ入浴!(念入りにかけ湯を行う事は湯に身体を慣らす意味で非常に重要です。身体の負担も減ります)
熱いと思ったお湯も、湯舟に浸かるとその熱さが心地よい波となって、じわじわと身体に染み渡ります。思わず「あぁあぁぁ〜ぁ〜」と溜め息が漏れます。
入浴後も身体がポカポカ、最近朝も冷えてきましたが、ぼーっとしていた身体もシャキッと目覚めます。
アルカリ性の為美肌効果も抜群です。
脱衣室も清潔感があります。
湯から出ても外はまだ薄暗いです。秋がやってきましたね。
「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」が主流の湯平温泉郷ですが、温泉分析表によると銀の湯は「アルカリ性単純温泉」という表記になっていました。
単純温泉は優しい泉質の為、湯平温泉で湯めぐりを行う場合は、まず「慣らし」の意味で銀の湯に入浴されると良いと思います。そして少しずつ濃いめの湯に浸かることが身体に無理のない湯のめぐり方です。
湯平温泉は由布岳下山後に大分市へ戻る途中に、また九重山下山後も大分市へ戻る途中に立ち寄れる為、私は頻繁に利用しています。山々に囲まれ近くにコンビニはありません。下界から隔離された温泉郷は、転地効果(リラックス効果)を与えてくれます。その温泉郷の中心を流れる川は轟々と音を立てており、非日常を意識せざるをえません。人の身体はそれだけでストレスから解放されるものです。石畳の坂を歩くだけで、足がはずみます。
大分県での観光をご検討されている方で、「ただゆっくりと、贅沢に時間が経つことを味わいたい」と思われている方は湯平温泉は如何でしょうか。
温泉:湯平温泉 銀の湯
料金:大人200円
pH値:8.8
↓単純温泉についてはこちら
※冬は路面凍結の恐れがある為、冬タイヤを装着しましょう。特に湯平温泉からさらに上の「やまなみハイウェイ」へ向かう道が危険です。
2016.10入浴