雨が降りそうなとある冬の日曜日、別府八湯のひとつ明礬温泉に行ってきました。明礬温泉と言えば湯の花乱舞の硫黄泉、酸性泉が有名です。白い白濁色の湯も魅力的です。今回は岡本屋売店の道を挟んで向い側、明礬温泉のみどり荘に行ってきました。
屋根付き車庫が駐車場となっています。湯は内湯が3室、露天が3室、計6室です。よって車の駐車台数で大体の込み具合がわかりそうです。車庫の脇からスロープを登ると玄関です。大分年数が経っていそうな建物ですが、それが私の好奇心をチクチク刺激してきます。内装の木も時間の経過により良い味を出しています。いいですね~
湯は長い廊下を進み、階段を登った先にあります。トイレは階段下に設置されており、各浴室共通です。トイレ入口の開き戸のレバーハンドルは上に回して開閉します。おそらく利用者は全員間違うと思います。私も間違えました。
簡素なサッシと鍵の脱衣室、その先に鏡の様に白い湯が垂れ流しです。ここまでくると美しいですね。テンションが上がります。
写真は光の反射の影響で青っぽいですが、実物は真っ白です。
さぁ!入浴!
念入りにかけ湯を行いゆっくり浸かります。湯は適温、3歳児でも熱さに臆することなく入浴できます。そして滑らか~!硫黄の成分が身体を優しくコーティングしていくかの様な感覚です。あまりの気持ち良さに笑いが溢れます。これぞ別府八湯の一角を担う明礬温泉の真骨頂!
拡大してみます。細かな無数の結晶が湯の中に漂っています。pH値は2.7の酸性、そして硫黄泉。温泉分析表を見る限り、硫酸イオン以外の成分はそれほど多くありません。とにかく硫黄に特化したみどり荘の湯の泉質名は「酸性ー単純硫黄泉(硫化水素型)」です。顔を洗うと目に沁みます。目にレモンの汁がかかったときの感覚です。目は真剣に閉じて顔を洗いましょう。
湯の成分はとても濃く、丸一日経過しても触感と硫黄の香りが肌に残っていました。硫黄泉は美人の湯の泉質です。メラニンの分解でシミの予防効果に力を発揮します。
家族3人で大絶賛の湯「旅館みどり荘」でした。
▼こちらは昔の温泉分析表です。
趣きがあって良いですね。
概要
温泉:旅館みどり荘
泉質:酸性ー単純硫黄泉(硫酸水素型)
pH値:2.7
料金(内湯):大人500円×人数
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