【長湯温泉 ながの湯】
私が一時期凄く通っていた温泉です。皆さんに知ってもらいたいという気持ちと、穴場的な名湯を知られたくない気持ちが葛藤する位素晴らしい湯です。何より大人200円、家族風呂1,000円の低価格は素晴らしい!数年前までは家族風呂800円だったのでビックリです。このコストパフォーマンスで素晴らしい泉質が味わえます。
当日はタイミングが悪かった。15時過ぎに到着すると駐車場は既に満車!焦りました。空きスペースに急いで駐車し、慌てて受付(無人)まで行きました。有り難いことに家族風呂は最後の1室が残っており、とりあえず一安心です。トイレは全て共通で洋便器が1つのみ設置されています。トイレに行かれる方は脱衣室に入る前に利用しましょう。
さて、入浴します。浴場に入室した瞬間、鉄分の香りがぶわっと押し寄せてきます。こちらの湯も源泉かけ流しです。
そもそも源泉かけ流しとはどういった温泉かご存知でしょうか。人が手を加えていない湧き出た状態の新鮮な湯が、常に浴槽に注がれており、その分だけの湯が浴槽の外にあふれていることが条件です。あふれ出た湯は浴槽に戻してはならず、浴槽内での循環ろ過はご法度です。ある程度の加温・加水は認める場合もありますが、源泉かけ流しと記載がある温泉はとにかく濃く、新鮮であると認識しても問題ないです。
私は源泉かけ流しはもちろん好きですが、源泉かけ流しか否かは特に問いません。温泉施設にはその施設なりの理由があり、お客様に提供できる最善の策として加温・加水・循環・消毒などを行っている訳ですから、その措置も温泉施設の特徴だと捉えて楽しんでいます。その方が楽しめる湯が増えますから!
泉質は「マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素・硫酸塩泉」の美人の湯です。長湯温泉共通の金属っ気がありますが、こちらの湯はその長湯温泉でもかなり上位に入る位、濃い温泉です。
注ぎ口から湯を直接手で掬うと、細かい炭酸の泡が沢山付着しています。泉質名「二酸化炭素泉」は名乗ることはできませんが、大量の炭酸が入っていることは十分確認できます。二酸化炭素泉は心臓の湯とも呼ばれており、大変貴重な泉質です。
▼二酸化炭素泉の適応症は下記より
味は炭酸水を生暖かくした感じです。飲めない味ではありませんが、お世辞にも美味いとは言えません。温泉ですし、良薬は苦いものと決まっていますから。
概要
温泉:長湯温泉 ながの湯
料金:大人200円/家族風呂1,000円
泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素・硫酸塩泉
いつもの事ですが、入浴後は娘を湯冷めさせないように急いで車に戻ったので、分析表を確認したかったですが、どこに設置されていたか見つけきれなかったです。共同の方かもしれません。
長湯温泉でパワフルなガツンとした湯をご希望の方は、ながの湯をオススメします。
2016.11入浴