おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【別府市】別府温泉 紙屋温泉〜良質な湯と熱湯から生まれる楽しいひと時

別府市街地の狭い路地の突き当りにとある共同浴場が建っています。

紙屋温泉

f:id:Kazdorado:20170304131053j:image

江戸時代からある温泉で、その泉質も絶品という話を聞いていましたのでワクワクしながら目的地へ向かいました。駐車場は4台分ありますので車の方も利用しやすい施設です。2階は公民館となっています。玄関から男湯女湯と分かれており、その室内の中央部分に番台があります。まずはこちらで料金を支払います。料金は100円と格安です。そして黄色の半券をもらいました。この半券を10枚集めると1回無料で利用できるそうです。

f:id:Kazdorado:20170304131114j:image

階段を2〜3段下ると脱衣室があります。別府市共同浴場は地面の下に埋め込まれているものが多いですが、こちらの紙屋温泉もその典型です。浴室と脱衣室は分かれており、浴室はさらに階段を下りたところにあります。

土色の湯がたっぷり入った浴槽がど真ん中にドン!とありました。中には既に3人程入浴されています。私もその中に混ぜてもらうことにしました。

f:id:Kazdorado:20170304135448j:image

十分にかけ湯を行い入浴します。第一印象は「熱い」です。激アツな湯が身体中をチクチク刺激します。かき混ぜて刺激すると大変なことになります。よって浴槽の中ではとにかく動作を最小限に抑えなければなりません。それでも3分と保ちませんでした。堪らず浴槽の外にリングアウトします。

f:id:Kazdorado:20170304135937j:image

休憩中に地元の方と親しくなり、そにまま世間話に突入しました。その方曰く、「最初は誰でも、私でも熱い。しかし2回目以降はじんわりと慣れてくるもの。身体に付着している水分が乾くまで休憩すると良いよ〜」と指南してくれました。水分が乾くまで?とクエッションが浮かびましたが、特に急いでいる訳でもありません。興味本意で言われた通りにゆったり過ごすこととしました。

ちなみに湯に浸かると身体は汗で水分が失われます。その時は浴室の隅にある小さな浴槽から柄杓を使い水分補給を行う事が可能です。こちらの温泉には塩分も含まれている様ですが、強い塩っ気やエグ味は感じられず、いくらでも飲めそうな味でした。身体にも良いらしく、その地元の方はいつも2リットルも持ち帰っているそうです。

その方は昨年定年して、毎日紙屋温泉で昼間に入浴を行う様になったとのことです。すると乾燥肌が無くなり肌も身体の調子も良くなった入浴後はとにかく暑くて汗が止まらないので、外のベンチで身体を冷まして帰ると言っていました。

泉質から予想される適応症の内容を全くそのまま体験されているようで、聞いていて面白かったです。まさにその通りなのです。泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉です。 湯治という風習があるように、温泉は連続して浸かることで目に見える効果が表れます。炭酸水素塩泉は美肌効果のある湯、皮膚乾燥などに効果があると言われています。そして塩化物泉は保温保湿効果の湯、身体に塩分が付着して肌の保護を行います。こちらの湯はメタケイ酸も豊富に含まれています。幸せそうな笑顔の方でした。私もあのように年を取りたいと感じました。

※私が確認した温泉分析表は古いものでしたので、泉質は参考までにご覧下さい。

 f:id:Kazdorado:20170304141230j:image

さて身体が乾いたので第2ラウンドです!確かに2回目は熱さに対して余裕を持って浸かる事ができました。しかし身体の芯は既に熱されています。よって長くは保ちません。それでも湯はとても気持ち良いので、その後第3・4ラウンドと熱さと対決しながら楽しい時間を過ごしました。

 

概要

施設:紙屋温泉

住所:大分県別府市千代町11-27

泉質: ナトリウム・マグネシウム・カルシウムー炭酸水素塩・塩化物泉

pH値:7.24

料金:100円

営業時間:13時〜23時

 

▼泉質はこちら

kazdorado.hatenadiary.com 

kazdorado.hatenadiary.com 

 

f:id:Kazdorado:20170304141328j:image

f:id:Kazdorado:20170304141348j:image

f:id:Kazdorado:20170304141411j:image

温泉の恵みに感謝を感じる名湯でした。

 

にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ

2017.02入浴

スポンサーリンク