おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【別府市】別府温泉 幸温泉~クセのない心地良さ!一日の終わりは温泉で

とある平日の22時頃、仕事が終わり私は疲弊していました。「身体が重い、適度にガス抜きをしなければ!」と身体が叫んでいた為、急遽温泉に行くことを思いつきました。大分市内も良質な温泉は湧いていますが、どうやら身体は別府を求めていましたので、別府・浜脇エリアにて温泉を選ぶ事としました。

駐車場がある施設、22時以降の営業という条件から、「別府温泉 幸温泉」が候補に挙がりました。幸温泉は駐車スペースが5台、23時まで営業と条件に該当しており、さらに100円で利用できます。他に別府市内には深夜0時・1時まで営業している施設もありますが、さらに仕事が遅くなった日のガス抜きを考慮し、あえて選定しませんでした。

 有り難いことに夜は車で20分程度で別府市内へ辿り着きます。幸温泉は住宅街の中にあり、付近は一方通行の道路が張り巡らされています。真っ暗な中、また地元民でない私が、幅員が狭い道路を通行するのは流石に難易度が高いと感じましたが、枯渇した私の心を潤すのは、今はもう幸温泉しかありません。

22時20分頃、無事に到着しましたが、ここでも大きな壁があることに気付きました。この時間帯は地元の利用者しかいないということです。地元の方が怖いという訳ではありませんし、皆さん優しいことも身をもって知っています。しかし、知らない土地に転校して、初の登校日の様な気持ちでしょうか、ジモ泉にはジモ泉のルールがありますし、使わせてもらう訳ですから迷惑も掛けたくありません。見栄っ張りな私は、可能な限り「私も地元民です」という雰囲気を出しながら入浴することを決めました。

ネクタイを解きながら周囲の状況を確認、他の利用者のしぐさを観察します。そして桶と自分のアメニティセットを抱え、白い湯気が充満した浴室へ侵入、「お疲れ様でーす」と呟き、いかにも常連っぽく振る舞いながら、その輪の中に入りました。最初の一歩が肝心です。輪に入れば怖くありません。

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清潔感がある浴室です。浴室には地元の方が6~7人程がおり、2人程が浴槽の中へ、他の方は浴槽を囲みあぐらを組み談笑、または身体を洗っていました。年齢層も幅広く、20代から70代の方が利用していました。「ジモ泉」というその光景に、「泉都・別府」の美しさを感じました。今も昔も変わらない景色、私たちにとって温泉は「非日常」ですが、別府では「日常」なものなのです。

さて、時間がありません。私も十分にかけ湯を行い入浴します。湯がざぶーんと溢れ出ます。ん~贅沢!そしてなんと優しい湯なのでしょう。クセが全く感じられません。透き通った湯は、疲弊した私の身体を優しく包み込みます。色が濃い温泉、硫化水素の香りがする温泉なども心地良いものですが、久々にクセがない単純温泉の爽快さを感じた気がします。

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別府の温泉は熱いと感じる方が多いですが、幸温泉の第一印象は「適温」でした。多くの方が入浴される為、各自で温度調節され、適温になっていたのでしょう。

底入れ方式を採用されており、湯は中央のグレーチング部分から湧き上がっていました。最後は中央付近にて身体をあつ湯で温めて、温泉を時間いっぱい楽しみ、一番最後に湯から上がりました。

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別府市内の多くの温泉は、大量のメタケイ酸が含まれています。こちらの幸温泉さんもメタケイ酸が多めに含まれていたのでしょう。湯上り後は肌にサラサラ感がありました。まさに天然の化粧水ですね。

クセがない温泉、だからこそクセににってしまう心地良さ、幸温泉最高でした!心も身体も少し軽くなったような気がします。今回は急いでいた為、温泉分析表を確認しませんでしたが、是非またお昼にゆっくり立ち寄りたいです。

何度も言いますが、これが「日常」で味わえる都市が別府です。別府と言う都市が羨ましいと激しく感じました。

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概要

施設名:幸温泉

住所:大分県別府市幸町5-15

泉質:アルカリ性単純温泉

営業時間: 6時30分〜11時/14時〜23時

料金:100円

 

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2017.04入浴

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