おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【大分市】王子温泉〜とにかく濃い!真っ黒モール泉で肌もスベスベ

とある春の21時頃、仕事による疲れを癒す為、大分市の王子温泉を訪れました。最近はとにかく忙しく、久々の20時台の帰宅でした。すぐに家に帰りたい気持ちもありましたが、心と身体のメンテナンスも重要です。家には寄らずそのまま温泉へ向かいます。

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王子温泉は、大分市では歴史のある温泉として有名ですが、時間帯によっては利用客もさほど多くなく、利用しやすい温泉施設です。人が少ないのは別府市ほど共同風呂という文化が形成されていない影響でしょうか。別府の共同風呂とは違い、少し高めの料金設定もあると思いますが、別府の安すぎる料金設定が異質だと私は感じます。

王子温泉の最大の特徴は「モール泉」です。私が以前ご紹介したことのある「おさるの湯」や「Sama Sama」のモール泉も素晴らしいですが、王子温泉のモール泉は「黒」です。湯はどす黒くコーラやコーヒーを連想してしまいます。

なお王子温泉は夕方からの営業となっており、営業日は土曜日が定休日となっています。土曜日の定休日は、観光客が利用しにくいという話も良く聞きますが、限られた営業時間も王子温泉のレア度を上げています。

 

当日は大分市内の職場から約15分程の運転で目的地に到着しました。駐車場は建物の横、スペースは2台程です。入口は男女が別々にあり、入室するとその中央に番台があります。料金を支払い、靴を脱ぎ歴史を感じる脱衣室へ上がります。脱衣室内は中央の番台、木製のロッカー、体重計などどこか懐かしい、レトロな雰囲気で溢れています。広めの脱衣室ではベンチや掲示板もあります。そして、脱衣室の奥に黒湯がたっぷり注がれている浴槽が見えます。

アメニティは持参してください。ない場合は番台にて固形石鹸を貸してもらえます。番台の方に撮影許可を頂き、取り急ぎ温泉のみ撮影を行いました。

さて、こちらがその神秘の黒湯です。

 

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真っ黒な温泉に逸る気持ちを抑えながら服を脱ぎ、いざ入浴。
浴槽内は仕切りがあり、脱衣室の手前があつ湯、奥がぬる湯と分けられています。また腰掛が可能な奥行き15cm程度の段差1段が全周に設置されており、底に座ると肩までどっぷり浸かることができます。深さは90cm程度です。

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温泉は源泉かけ流し、泉質は「ナトリウム-炭酸水素塩泉」です。pH値も高めな弱アルカリ性の美人の湯。メタケイ酸も豊富、モール泉の効果も重なり、肩まで湯に浸かると上質で独特の温泉が身体を包み込み、ヌルヌルっとした湯の触感を全身で楽しめます。もう素晴らしいの一言です。またモール泉特有の木々の甘い香りの追加効果!至福のひと時に思わず笑いが込み上げてきます。

「おんせん県おおいた」とは言え、この様にモール泉に特化し過ぎた温泉はまた異質です。

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ちなみに番台からは男女両方の脱衣室の様子を見る事が可能です。番台に座っていたご高齢のスタッフさんは、私が浴室から上がるのを確認すると、番台からのリモコン操作で、サッと扇風機を回してくれました。さり気ない気遣いが、温かさを感じ嬉しかったです。温泉も素晴らしかったですが、温泉以外の心地良さもあり、心も身体もほぐし、楽しむ事ができました。

ところで番台からの景色ってどんなものなんでしょうね〜。ちょっとだけ気になりました。

 

概要

施設:王子温泉

住所:大分県大分市王子中町8-27

泉質:ナトリウム-炭酸水素塩泉

pH値:8.3

メタケイ酸:159

 

▼泉質の詳細はこちら

kazdorado.hatenadiary.com

 

▼「たびねす」にも寄稿しました

guide.travel.co.jp

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