おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【万年山】ミヤマキリシマ満開!二重メサの草原をファミリー登山

5月28日(日)大分県玖珠町の名峰「万年山(はねやま)」を登山を行いました。万年山は最短で片道1時間もかからずに登れるため、ファミリー登山にも適しています。そして毎年5月の最終日曜は玖珠町主催の万年山山開きが行われます。今回は3歳の娘と妻と一緒に山開きに参加してきました。

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玖珠町の地質学的魅力

火山の芸術、メサやビュート型の山々に囲まれた大分県玖珠町は地質学的にも珍しい場所です。テーブルや切株を連想させるような山が数多く点在している地域は、日本広しとは言え玖珠町のみです。その平らな山頂は、切株山(685m)などは草原になっており、憩いの場所となっています。そして今回登る万年山(1,140m)は二重メサと呼ばれる珍しい形状をしており、日本の地質百選にも選ばれています。

 

万年山登山の最短コースは自動車で八合目まで登ることができ、そこから大人の脚40分で到着可能です。山開き大会中は車の規制が行われ、豊後森駅付近の河川敷に自動車を止め、そこからシャトルバスが往復しています。コースタイムは約40分。難所もない山なので、私が一人で登った場合20分で山頂に行けると思います。

久々の家族での登山。今までは子どもを背中に背負うことができる専用のバックパックを使っていましたが、娘は今回初めて自分の脚で登ります。

バスに揺られて八合目に到着、さぁ登山開始!出発です!

「あ、テントウムシ!」と言いしゃがみ込み、開始早々5分経過、、、。

「ん~良いよ~。時間はたっぷりあるからね~」道草は好奇心の現れだと思います。大いに結構!しかし登山を行う上で、これはいつまで経っても目的地には辿り着けないパターンです。こりゃ一筋縄では行かないと判断した私は策を練りました。

「私:おーい、こっちに黄色い花があるよ~」

「娘:どこ~?あ、ほんとや~!」

「私:こっちには白い花があるよ~」

「娘:見せて~」

このやり取りを繰り返し上へ誘導しながら、標高を上げます。むやみやたらに花をちぎろうとしていたので、高山植物の大切さを説いてあげました。周囲に聞こえるように意識し、自然の大切さを教える素晴らしいパパを演じたのは言うまでもありません。

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後続のバスが到着し、恐らく何百人という方に抜かされたことでしょう。しかし、私たちはマイペースに確実に標高を上げていきます。また、多くの方に声を掛けて頂いたのが娘のやる気を刺激しました。山の礼儀、すれ違う登山者への挨拶を楽しそうに行っていました。バックパックに収納していた私のストックを貸してからは、さらに上機嫌で歩いていきます。

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子どもの目線は、大人が気づかないようなものを次々と探しだし、私も一緒に観察しながらとても新鮮に感じました。白・青・黄・紫・ピンクの花々を見つけ出し、上部に大量に吊られているマツボックリに興味を持ち、何匹ものテントウムシを捕まえて、刈られた草を布団と言い「ギャハハ」と大はしゃぎ。コースタイム30分の道をなんと90分もかけて歩くのでした。

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草原の様な奇麗な登山道を歩きます。

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ヤマキリシマの群生も素晴らしかった。

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最後の10分は階段約300段程度を登ります。段は自分の膝上まで位まであり、足場の悪い階段ですが、アスレチックの要領で楽しそうに越えていきます。

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山頂に到着するとタイミング良く神事が始まりましたが、娘はお腹が空いたと言い出したので、その場を離れて昼食を行いました。山頂でカレーとパスタとお菓子を食べて、一通り休憩とお散歩を行い、山頂を楽しみ下山しました。

下山中は残り10分位の場所で疲れたと言いしゃがみ込んでしまったので、最後は私に背負われた状態で登山口に戻ってきました。

子どもの登山で私が重要だと思うことは「登山は楽しい」を印象つけることだと思います。歩けない程ツラい登山は苦痛でしかありません。その様な場合は迷わず背負ってあげるのも大切だと思います。

また都会の子どもは自然に放り出されて「さぁ遊べ!」と言われても遊び方がわからないというケースもあります。ここは親が知識を伝授してあげて、子どもの興味を引くのも大切ではないでしょうか。つまり親も楽しむことも大切です。

他、私は娘の興味が途切れた場合などを考慮してカラフルな飴玉を用意していました。持参しませんでしたが、シャボン玉などもあって良かったかもしれません。

 

下山後は温泉に入り、自宅へ帰る車の中で「お山楽しかったね~」と言っていたので、大成功だったと言えるでしょう。「パパも楽しかったよ~」と答えると、ニコニコしながら眠り、次の日まで起きませんでした。良く頑張りました。

下山後の温泉は大分県玖珠町の名湯「七福温泉 宇戸の庄」です。まとまり次第掲載します。

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