川の中に露天風呂!?
なんと素晴らしい開放感!!
360°全方位から丸見えです!!!
大分県竹田市の長湯温泉は、「日本一の炭酸泉」として有名な温泉地です。その代表的な温泉施設と言えば「ラムネ温泉」「御前湯」などがあると思いますが、「ガニ湯」を忘れてはいけません。
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とある晴れた日曜日、長湯温泉の「ガニ湯」を利用しました。ガニ湯は、長湯温泉を流れる芹川の中に造られています。遠くから眺めると、浴槽がカニの様に見える為ガニ湯と名付けられたそうです。また、娘に恋をしたカニの伝説もあるとのこと。どちらにしても、長湯温泉を語る上で、ガニ湯は絶対に入浴すべき温泉の一つです。私は度胸が無くて、今まで一度のみ、それも夜間に入浴したことがあります。今回はなぜか気が向いた為ガニ湯へ、しかも真昼間のガニ湯に入浴します。
開放的すぎる露天風呂は、今まで岡山県の湯原温泉「砂湯」に入浴したことがありましたが、あちらは大半の利用者が男性で、観光客も砂湯まで滅多に来ない為、抵抗なく入浴できました。ガニ湯は砂湯と比べると、はるかに難易度が高い温泉です。
まずは「天風庵」の横にある看板に従い階段を降り、川へ向かいます。以前大分を襲った豪雨でロッカーは流されてしまった為、衣服は地べたに置くしかありません。何か敷物などがあった方が良いでしょう。ロッカーがあった場所には、看板も設置されています。
服を脱いだら時間との勝負です!サンダルの状態で慌てず急いで湯船に近づき、サンダルを脱ぎ、ささっとかけ湯を行い入浴します。桶はありませんので、かけ湯を行う場合は持参しましょう。
入浴したことのある勇者からは、ぬるいというお話を良く聞きますが、私が利用したときは適温で十分楽しめる温度でした。温泉は濁っていますので、入浴してしまえば大事な部分は見えません。実際全く恥ずかしいとは感じませんでした。
川の流れが程よいBGMとなり、心地良い入浴タイムを過ごすことができます。何度も言いますが、この開放感が良い。非日常や普段行わない事を実践している感じは、一種の転地効果と言うべきでしょうか。驚く程に居心地が良く、リラックスできました。
泉質は「マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉」です。湯口の新鮮な温泉を味わってみましたが、遊離炭酸の量も多い為、炭酸の苦い風味も感じられます。もちろん源泉掛け流しで、美肌効果がある温泉です。
約20分程入浴しましたが、稀に通過する観光客の方々に見せ物として楽しんでもらえました。モデル料としてお金を頂きたいところですが、今回はサービスということにしておきましょう。当然ですが、水道もなく目の前は川の為、アメニティーの使用は禁止です。
この様な開放的すぎる露天風呂は、昔の私では入浴することはできなかったと思います。決して多くはありませんが年間100以上の温泉に浸かり、様々な経験を得た今だからこそ入浴できたのかもしれません。温泉は混浴です。水着も着用できますので、観光でお越しの方は、是非気軽にお楽しみ下さい。普通に観光するより、思い出に残ると思います。
ガニ湯の基本情報
泉質:マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
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2018.07入浴