とある土砂降りの日曜日、大分県別府市の鉄輪温泉へ向かいました。
冬は湯気が発生しやすいと言いますが、当日の大分県は土砂降りで、霧も発生している様な状態でした。湯煙も合わさり、鉄輪はいつも以上に真っ白です。
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真っ白な幻想的な鉄輪温泉に目移りしながら、やまなみハイウェイを登り、いつもの無料駐車場に到着しました。途中「ひょうたん温泉」の前を通りましたが、現在は改装中とのことで、工事車両が数台止まっていました。リニューアルオープンは今年10月です。100年続く温泉施設。どの様に生まれ変わるか今から楽しみです。
自動車を降りて、雨の中「いでゆ坂」を登ります。土砂降りで、何度か靴がツルっと滑りそうになり、靴の買い替えの必要性を感じました。歩きながらもう随分長いこと履いていたことも思い出しました。
「地獄原温泉」を越え、「渋の湯」のさらに上を目指し、「足蒸し小屋」を通過して、共同浴場「上人湯」に辿り着きました。久々の上人湯です。
まずは、上人湯の道路を挟んで反対側にある「まさ食堂」にお邪魔します。まさ食堂で温泉に入りたい旨を伝え入浴料を支払うと、代わりに札を頂きます。この札が、入浴料を支払った証明になります。そして、この札は最後に返却しなければなりません。入浴料は100円です。
上人湯の中に入ると、当日は天気の影響もあり少し暗い空間でした。浴室にちょっとした違和感を感じながらも電気をつけて入浴します。(その違和感は帰宅後に気づくのでした。)
温度は冷たくはありませんが、熱い鉄輪温泉のイメージがある分ややぬるめに感じました。最後に湯から上がる方は、バルブを閉じて浴室を出る必要がありますので、浴槽の温泉の温度は少しずつ低下していたのでしょう。よって、まずはバルブを全開放して温泉をドバドバ注ぎました。
バルブを開放すると、じわっと熱い温泉が浴槽内を支配していきます。数十秒足らずであつ湯になりました。バルブから出る温泉を触ってみようとしましたが、熱くて触れません。飲んでみたいが触れない。仕方なく諦めます。ある程度浴槽が熱くなったら、バルブを閉じます。
頭を浴槽の縁に置き、温泉に身体を預けてると、とてもリラックスできます。雨の音が妙に心地良く、空っぽになった頭に響いてきます。この様に何も考えない時間は大切です。
上人湯の温泉は、保温保湿効果のある塩化物泉です。メタケイ酸も豊富な温泉で、その数値は734mgと異常に高いです。別府市内でもトップレベルです。温泉成分が肌に付着して身体を覆う為、湯上り後も温泉の名残を楽しめます。
入浴後は、まさ食堂に札を返却し、雨の鉄輪をカメラ片手で自動車まで戻りました。
雨の渋の湯。
雨の蒸し湯。
写真を撮りながら戻っていましたが、水が靴に浸水してきた為、途中で中断。急ぎ自動車に戻るのでした。
雨の鉄輪は美しい。しかし、新しい靴も欲しいな。
鉄輪温泉 上人湯の基本情報
アクセス:別府ICより自動車で15分
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:4.2
メタケイ酸:734mg
▽泉質はこちら
帰宅後にブログを書きながら、やっと入浴時に感じた違和感に気づきました。
なんだと思います?
実は、
なんと!
床の色が変わっていました〜!!
(別に伸ばすほどの事ではなくて、すみません。)
前回のタイトルに「重厚感」という言葉を使っていましたが、今回はその様な雰囲気が感じられずに、違和感を感じていました。前回の写真を見てやっと納得するのでした。
(前回の写真です。)
ここから先は私の推測のお話になりますが、前回と今回の写真を見比べる限り、床材を張り替えたとは考えにくい気がしました。つまり色が変色した、又は色が落ちたと考えられます。
もしそれが正しかった場合、わずか1~2年でここまで変わるものなのかと、温泉のパワーに驚きます。
この様な変化もブログを続ける上で、面白いと感じる部分です。全てを記事にしている訳ではありませんが、もう2年以上続いているブログの為、最近は再訪する施設も多くなりました。
このブログは、まだまだゆったりペースで続いていきますので、どうかこれからもお付き合い下さい。
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2019.03入浴