平成31年4月28日に霧島山に登り、下山後に鹿児島県霧島市にある温泉施設「霧島新燃荘」に寄り、入浴を行いました。
霧島新燃荘は、後方の新燃岳が2011年に噴火した際に規制区域内だった為、営業が1年以上もできなかったと聞いたことがあります。火山の恩恵によって素晴らしい温泉を楽しめている訳ですが、人の力の及ばない自然に畏れも感じます。現在の建物の一部は、今年の4月7日にリニューアルオープンされており、まだ真新しさが残っていました。
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私が到着した時間は7時30分頃でした。立ち寄り湯は8時より営業開始なので、少し早く到着してしまいました。駐車場付近で建物の撮影を行っていると、関係者ではありませんが、利用客でもなさそうな方々がどんどん集まっています。
タイミング良く施設関係者が居ましたのでお話を伺うと、朝一でTV撮影があるとのことでした。撮影の邪魔になってはいけませんので、その前に入浴できないか、ダメもとで聞いてみると、有り難いことにOKとのことでしたので、急ぎ受付を行い入浴しました。
まず他の利用者や撮影スタッフが訪れる前に、露天風呂に入浴しました。脱衣室は内湯スペースあり、露天風呂へは内湯スペースから行き来することが可能です。服を脱ぎ、内湯にて十分にかけ湯を行い、そのまま露天風呂へ進みました。そして、結構深さがある浴槽にどっぷり浸かります。
極上の濃い温泉を、プールの様に広い浴槽を独り占め!最高の贅沢です。霧島新燃荘の温泉は、とにかく硫黄が濃い温泉です。ミルキーブルーに見える程の凄い硫黄泉。湯口の滝の部分は、硫黄成分が付着して白くなっています。その付近まで行き、湯口の新鮮な温泉の味を確かめてみると、鼻に抜けるような硫黄成分の風味と苦みを感じました。
その後は、男女別の内湯に戻り、改めてゆっくり浸かりました。ただし、浸かり過ぎには注意が必要です。浴室には長湯しない様に注意する貼り紙がありましたが、私は約30入浴して、クラっと目まいを感じました。寝不足もあり、登山で疲れていた影響もあると思いますが、「お!?これは湯あたりか?」と感じたほどなので、強い泉質であることは間違いないと思います。
「これから温泉巡りを行うにも関わらず、1湯目で湯あたりかよ!」と、思いがけない現象に思わず笑いが込み上げましたが、極上の硫黄泉を堪能でき、気持ちはこの美しい硫黄泉の様に、また澄み切った空の様に晴れ渡っています。酷い症状が現れている訳ではなく、その兆候が見られた程度なので、もちろん湯巡りは続行しました。好転現象として考えることもできますので、湯あたりは必ずしも悪い現象ではありません。しかし、気分が悪くなることは避けたいですよね。
1湯目から大満足!素晴らしい温泉でした。
美しい温泉の写真を載せたくて仕方がありませんが、施設の方針に従い浴室の写真は載せていません。気になる方は、観光協会のHPなどをご参照下さい。
民営国民宿舎霧島新燃荘の基本情報
TEL:0995-78-2255
アクセス:JR霧島神宮駅より自動車で約30分
泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)
pH値:5.1
メタケイ酸:31.5mg
営業時間:8時~19時
料金:大人600円
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2019.04入浴