おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【武雄市】武雄温泉 元湯~水害に負けずに元気に営業中!レトロな世界にご招待

 2019年9月8日に「長崎県佐賀県~福岡県」の日帰り湯巡りを行い、3湯目の温泉として佐賀県武雄市の武雄温泉「元湯」に入浴しました。本来であれば順を追ってブログに残していきたいところですが、今回は真っ先に武雄温泉の状況をお伝えしたいと思い、熱が冷める前にキーボードを叩きました。

 

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武雄市と言えば、2019年8月末に佐賀県を中心に大水害があり、佐賀市武雄市、福岡県の久留米市などの広い地域で冠水被害が発生しました。特に一番酷かったと言われている地域です。

 

今回の湯巡りは、7月から計画しており、綿密に計画を立てている最中でした。その中で発生した災害に愕然としました。そして明らかになる被害状況。高速道路も一部通過できない場所がありました。

 

しかし、武雄市に行く分には全く影響はありません。ちなみに美肌の湯で有名の「嬉野温泉」がある嬉野市も、武雄市の隣なので数十分のロス程度で、交通に関しては問題ないと感じました。

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さて、今回入浴した温泉は、武雄温泉の「元湯」です。ナビに従い目的地へ行くと、大きな楼門が出迎えてくれました。また、その奥には朱色の温泉館「新館」が建てられています。

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この楼門は、東京駅を設計した辰野金吾氏の設計であり、大正4年(1915年)に建てられたとのこと。釘を全く使用していないらしく、国の重要文化財に指定されています。

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奥の2階建ての建物は、新館と呼ばれており、大正初期に建てられたとのこと。当時の大衆浴場の様子や、幻の浴室といわれる大正天皇のために造られた浴室などが見学できました。

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楼門と同じく国の重要文化財です。

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自動車は、楼門と新館の間のスペースに無料で駐車可能ですが、調べると周囲に沢山の温泉があることが分かりました。元湯の受付にあった看板によると、その数なんと7ヶ所!狭い範囲に沢山の温泉がある点より、武雄温泉が昔から凄く栄えていたことを感じました。

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外の券売機で元湯の券を購入、受付に提出し温泉道のスタンプを頂きました。中に入ると、長い廊下兼休憩スペースの様な場所となっており、その奥に男湯の入口がありました。

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浴室内は「あつ湯」と「ぬる湯」に分かれており、あつ湯は約44~45℃、ぬる湯は42~43℃程度に設定されているようです。

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ぬる湯でも結構熱めです。天井は、吹抜けとなっており、木造の骨組みがわかるようになっていました。

 

この元湯の温泉館は、武雄市観光協会のHPによると、現在使用されている温泉施設の建物としては、日本最古のものらしいです。なんと明治9年に建築されているとのこと。

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高い天井を眺め、歴史を感じながら浸かる温泉も、なかなか楽しいものです。泉質は、pH値が高めのアルカリ性単純温泉です。

 

昼過ぎという時間帯でしたが、元湯は賑わいを見せており、利用者が絶えることはありませんでした。しかし、これでも少ない方とのこと。客足は完全に戻っていないようです。

 

(ちなみに、元湯で人が多かったのは、ボランティアの方々にお礼として配布していた無料券の影響もあったのかもしれません)

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楼門の周辺の宿泊施設は、多くの宿泊施設が既に営業を再開されているようですが、ボランティアで武雄市に駆け付けた湯友からの情報やご関係者のお話しによると、やはり風評被害で利用者が激減しているそうです。

 

誰も利用者が居なければ、湧き出る傍から温泉を捨てていることと同じだと思います。

 

勿体な~い!

凄~く勿体な~い!!

 

武雄の素晴らしい温泉が泣いています。

 

今年の9月の連休は、是非佐賀県武雄市にお立ち寄りの上、自慢の温泉をお楽しみ下さい!! 

 

 

ちなみに今回の湯巡りは、下記8ヶ所の温泉に浸かりました。また、今回は私1人ではなく、大分県大分市在住の湯友と計4人で湯巡りを行いました。年齢はバラバラですが、同じ趣味を持つ者同士、驚きや楽しみを共有できる点が素晴らしいですね。

各施設の詳細は、まとまり次第ブログで公開します。

 

1.長崎県波佐見町「はさみ温泉 湯治楼」

2.佐賀県嬉野市嬉野温泉 嬉泉館」

3.佐賀県武雄市「武雄温泉 元湯」

4.佐賀県佐賀市「熊の川温泉 元湯」

5.福岡県久留米市「久留米温泉 天然の湯 あおき温泉」

6.福岡県大川市「大川温泉 貴肌美人 緑の湯」

7.福岡県久留米市「湯の坂 久留米温泉」

8.福岡県久留米市「田主丸温泉 みのう山荘」

 

武雄温泉 元湯の基本情報

住所:武雄市武雄町大字武雄7425

電話番号:0954-23-2001

アクセス:長崎自動車道「武雄北方」より、自動車で約15分

 

泉質:アルカリ性単純温泉

pH値:8.53(6号源泉)

メタケイ酸:53.1mg(6号源泉)

 

営業時間:6時30分~24時(受付は1時間前まで)

料金:大人400円

 

▽泉質はこちら 

www.kakenagashi.site

 

▽公式HPはこちら

www.takeo-kk.net

 

 

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