大分県別府市では「別府ヘルズナイト」というイベントが期間限定で行われており、子ども達を連れて行ってきました。
今回は、海地獄だけ見学できれば満足だと考えていました。早速下調べを行います。
夜の海地獄の入園料は大人900円(ただし再入場の場合は400円)と記載がありました。昼の入園料は400円の為、昼と夜2回入園した方が800円で100円安くなります。よって、海地獄に昼と夜の2回入園する事にしました。
もくじ
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海地獄
15時40分頃、海地獄に到着し入園しました。まずは海地獄について説明します。海地獄は真っ青な温泉がドバドバ湧いている場所です。「地獄」とは、温泉が湧いており、高温で人が近づけないことから名付けられる様になったとのこと。別府市内には幾つもの地獄があり、大きな地獄はそれぞれが観光名所となっています。
もし私が県外の方を連れて大分県を観光案内することになった場合、海地獄は間違いなく連れて行くことでしょう。真っ青な温泉は、美しくてインパクトがあります。
ちなみに青く見える原因は、温泉に含まれているメタケイ酸が冷えて固まり、光を反射するようになるからです。レイリー散乱と呼ばれている現象です。この様に青く見える温泉は大変貴重であり、日本で数える程しかありません。ちなみに、さらに成分が固まって大きくなると、白く見える様になります。それが白池地獄です。
海地獄には、足湯も設置されており、温泉道の対象施設となっています。噴気の香りをムンムンと感じることができ、熱くて気持ちの良い温泉です。服を脱いで寝転びたい程に気持ち良い。
おかたの湯
海地獄は17時に一度営業を終了し、夜の入園は19時からとなっています。その間に温泉に入浴することとしました。今回選んだ温泉は、貸切風呂特化の温泉施設「大平山温泉 おかたの湯」です。
小腹が空いたと喚く娘の為に、入浴前に温泉卵を頂きました。6時間噴気で蒸された卵は、旨味が凝縮されており、凄く美味しかったです。
貸切風呂60分1500円と低価格、受付してから温泉を溜める為、常に一番風呂です。
鉄輪温泉散策
18時過ぎに海地獄まで戻ってきましたが、入園には少し時間が早い為、夕暮れ時の鉄輪温泉を散策することとしました。別府ヘルズナイトでは、期間限定の温泉道のスタンプも用意されています。桶に入った温泉に指を浸ける「指湯」を行い、スタンプを頂きました。この温泉は、金龍地獄の温泉という噂を聞きましたが、流石に指だけでは温泉の質はわからないですが、イベントとしては面白いです。
金龍地獄と言えば、その引き湯である共同浴場「上人湯」を思い出します。
本日取得したスタンプ3種です。閻魔様のスタンプが期間限定です。スタンプ台では、別府が誇るアーティスト「カオナシマチス」さんが出迎えてくれて、娘と一緒に記念写真も撮ってくれました。
夜の白池地獄
白池地獄では、地獄がライトアップされている他に、「地獄の生き物展」と呼ばれているイベントも行われていました。生き物は、事前の下調べで調査済みの為、入園するつもりはありませんでした。
しかし、長女は入口付近に設置されたテレビに釘付け、そして・・・
娘「ね~入ろう」
私「別のところに行く予定だし、また今度入ろうよ!」
やっぱり言ってきた!と思いながらも、冷静に答えました。すると娘は、
娘「でもこの生き物たちは、今日しか見れないんでしょ?」
私「・・・・。」
期間限定のイベントですし、小学生未満の子どもを夜間に何度も遊びに連れて行くことはできません。それはズルいわ~!と思いながら、しぶしぶ入園しました。そういう事なら、海地獄と白池地獄がセットになった券を買っておけばよかったです。
しかし、中は幻想的で凄く美しかった。想像していた以上に楽しかったし、見応えがありました。
白池地獄には常設の生き物達も見学することができて、ピラルクさんや、ピラニアさんにも会うことができました。
さて、ここから下の「地獄の生き物展」は、閲覧注意です。昆虫や爬虫類などが苦手な方は、下記の目次より「夜の海地獄」に進んで下さい。
もくじ
地獄の生き物展※閲覧注意
白池地獄には常設の生き物の他に、期間限定でゾっとする生き物も見学できます。
では、一部だけですが、写真を載せますよ〜
用意は良いですか?
まずは、サソリやヤシガニなどです。まだ我慢できますね。
タランチュラもまだ大丈夫かな。
オオヤスデは厳しい!
ツヤケシオオゴミムシダマシ(幼虫)もアウト!!
ヘビ~!アウト!!!
ゴキブリも展示されています。
海外のゴキブリは大きくて、確かに気味が悪いですが、あまりぞわっとした印象は感じません。
しかしゴクブリタワー!?これはイカンわ~!!
奇妙な生き物と美しい地獄を見学して、スッキリした気持ちで出口に近づくと、危険物を持っているスタッフさんが居ました。そして目が合ったのが運の尽き。静かに諦めました。
食用コオロギ~!!
ピンセットに摘ままれたコオロギが手の平に乗ると、全身にぞわっと鳥肌が駆け巡りました。長女の「こわい~」という声が聞こえてきます。TVで頑張るタレントさんの気持ちが少し分かりました。
意を決して、
放り込む!
噛む!
噛む!!
なるべく「コオロギ」と意識せずに噛みました。すると、
「あ、美味しい」
意外でした。ビールのおつまみに合いそうな味です。甘味が無くて、あっさりしてて良い。周囲からは拍手が聞こえます。
6歳の長女は、私の反応を見て「食べる!」と言い出して、
誰もが不安視する中、パク!
そして、
「美味しい!おかわり!!」
私たちの静止を振り切り、6匹ももらって食べていました。スタッフさんが手渡すコオロギが、だんだん小さくなっていた点に私たちは気づいています。確かこのコオロギは、かなり高額だった様な気がしますが、本当に申し訳ない。
長女に話を聞くと、自分は6歳だから6匹食べたかったとのこと。節分か!
私と長女が食べたので、妻も渋々食べることに。次女は食べていませんが、最後は認定書を持って全員で記念撮影を行いました。
そして、スタッフさんが持っていたもの。チラッと見えた手の平サイズのあの昆虫は、タガメさん?
コオロギの上がある様ですね。私は気づかないふりをして、白池地獄を後にしました。
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夜の海地獄
白池地獄の楽しかった余韻に浸りながら海地獄に戻りました。開園時間は19時ですが、白池地獄に入園することになった為、海地獄に戻ったのは19時20分頃でした。出入り口付近には長い列ができています。
海地獄では、物語にそって展示が用意されていました。園内は白池地獄同様幻想的で、こちらも楽しみながら広い園内を歩きました。
湯けむりに映し出せる映像
床に移して、マグマを表現
昼に利用した足湯は、炎に包まれた足湯に様変わりしています。
物語も別府らしくて面白かったです。怖くない、可愛い小鬼のお話しなので、小さなお子様も楽しめます。
白池地獄と海地獄の他に、かまど地獄も夜の入園が可能となっていましたが、子ども達の体力を考えて、今回は入園しませんでした。しかし、色んな意味で熱い夜でした。
このイベントは、10月20日までとのこと。大分県別府市に来られる際は、是非「別府ヘルズナイト」を思い出して頂けると嬉しいです。
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