とある晴れた休日に、熊本県南小国町にある温泉地「黒川温泉」へ行き、新明館の温泉を利用しました。当日は、直前に穴湯共同浴場に浸かっており、2ヵ所目の入浴となります。
もくじ
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さて、次の温泉は?
穴湯共同浴場に浸かった後、次の目的地に向かいました。実を言うと、今回の湯巡りは「黒川温泉に行く」という目的は有ったものの「どこの温泉に浸かる」という詳細な計画までは立てていませんでした。当初は穴湯共同浴場に入浴することも全く頭に入っていない状態、全くの無計画です。
普段はこの様な湯巡りは行いません。まぁ理由を挙げるとすれば、詳細を詰める時間が確保できない程忙しかったと言っておきましょう。実際行く事すら難しいと思っていましたので、この時の私は黒川温泉の地に立っているだけで満足していました。
しかし、この様な無計画な状態でも楽しめる場所が「黒川温泉」です。穴湯共同浴場を出て、とりあえず川に沿って歩いてみました。すると鉄筋コンクリート造の骨組みの様な構造物が川の反対側にあり、その隣に建物を発見。「なんでこんな場所に建物が!?」という場所に建てられています。そうです、これが新明館です。
また新明館というと、温泉ソムリエの「地域活性化セミナー」の教科書でも、名前が少し記載されていました。新明館の正面に立つと、期待で胸がどんどん膨らんで行きます。
凄すぎるロケーション!
とりあえず玄関に向かいますが、まずこの時点でインパクトがあります。建物の内部に入る為には、橋を渡らなければなりません。
奥には「日本秘湯を守る会」の提灯も飾られています。
川を渡り、玄関を入るとすぐに受付があります。温泉手形を渡しスタンプを頂きます。もう一度玄関から外に出て、案内に従い浴室に向かいました。
浴室は混浴とのことですが、女性専用の浴室も設けられています。よって混浴は、男性の浴室の様な感覚です。女性用の浴室を通り過ぎた先が、混浴スペースとなりますが、凄いところを通過します。
手前に穴風呂があり、突き当りに露天風呂があります。
穴風呂?
と思うかもしれませんが、まずは露天風呂をご紹介します。
川に面した岩風呂
先程のRCの構造物の下が大浴場となっており、広々とした浴槽に温泉がたっぷり溜まっています。
目隠しはありますが、目の前が川というロケーションに惹かれます。岩の大きさにより浅さが異なっており、一部では寝湯の様にして浸かることも可能です。
奥からは勢いよく温泉が注がれており、かなり熱いです。広い浴槽ですが、温泉が熱いので、湯尻の方でも適温の温泉を楽しむことができました。
湯煙が充満している穴風呂
さて、先程通り過ぎて気になっていた穴風呂にも浸かります。穴風呂は、新明館の代名詞的な存在であり、ご主人がコツコツと自分の手で彫られた洞窟風呂とのこと。洞窟の入口からは、凄い量の湯煙が排出されています。
洞窟の入口付近に脱衣籠があり、奥に浴槽があります。中はまるでミストサウナの様です。写真を撮ろうにもカメラのレンズも真っ白になってしまいます。眼鏡も曇るので、目が悪い私は、アタフタしながら脱衣しました。
それにしても凄い浴室です。中はドーナツの様にグルっと一周できるようになっています。温泉も適温、凄すぎる湿気より、喉にも良さそうな気がします。掲示されていた看板より、泉質は「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」とのことですが、湯気が充満した「洞窟」という環境が、保湿効果をより高めてくれそうな気がしました。肌もスベスベです。
素晴らしい温泉でした。この様な温泉を楽しむと、家族の顔が目に浮かびます。
子ども達を連れてきたら喜ぶだろうな。
・・・。
うん、今日はその下調べだ!!
そう自分に言い聞かせながら、次の温泉へ向かいました。
新明館の基本情報
電話番号:0967-44-0916
アクセス:大分自動車道「九重IC」より、自動車で約40分
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
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2020.02入浴