おんせん県で週末温泉生活

大分県在住、登山が趣味の温泉ソムリエが、様々な温泉施設を巡り、癒しをお届けします。共同浴場から日帰り温泉施設、宿泊施設まで、どこでも入浴します。

【大分市】甚吉の湯~黒川温泉と深い繋がり?香りの良いモール泉

11月の肌寒い夜、仕事帰りに大分県大分市の温泉施設「甚吉の湯」を利用しました。

  

もくじ

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無人の施設「甚吉の湯」

甚吉の湯は、存在は知っていましたが、駐車場の位置が分からなかった為、今まで利用できなかった温泉です。今回は、ちょっとした伝手があって、近所に自動車を止めることが可能だった為、利用できました。

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さて、現地に到着。基本的に無人の施設です。広いエントランスを入りると、下足入れがありますので、靴を収納して進みます。駐車場に関する貼り紙等を探しましたが、見当たりませんでしたので、今後こちらの温泉を利用する時は、温泉を利用しているご近所の方、又はスタッフさんを見かけたら、積極的に声を掛けて確認していきたいです。

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料金は大人300円。正面にあるお賽銭箱にお金を投入しますが、入れる前に300円をカメラの前に並べて置いて、間違いなく支払っている様子を写す必要があるとのこと。

 

そしてお賽銭箱型の料金BOXの奥には、面白い物語が掲示されていました。

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黒川温泉との接点

掲示によると、甚吉の湯(と言いますか、この地域)は、黒川温泉と深い繋がりのある地域であることが分かりました。

 

黒川温泉観光旅館協同組合様の公式HPより抜粋

その昔、豊後の中津留というところに、貧しい塩売りの若者・甚吉と、病気で寝たきりの父親が住んでいました。父親が瓜を欲しがるのですが、甚吉にはお金がありません。思いつめた甚吉は、商売ものの塩を地域のお地蔵様にお供えした後、瓜畑に瓜を盗みに入ってしまいます。しかしすぐに地主に見つかり、すぱあっと首をはねられてしまいました。ところが、落ちたのはお地蔵様の首。お地蔵様が身代わりになって甚吉を守ってくださったのです。

 

その後、この首だけのお地蔵様を肥後の国にまつろうと、肥後細川藩の本田勝十太郎という修行者が持ち帰ることになりました。旅の途中、黒川にさしかかったところでお地蔵様が突然「ここに安置してくれ」声をかけてきたということです。そこで黒川にお堂を建てることに。するとある日、この地から温泉が湧き出るようになり、これが黒川温泉の始まりとされています。

 

いまでも黒川の中心地に、このお地蔵様は大切にまつられています。

 

www.kurokawaonsen.or.jp

 

甚吉の湯の掲示にも、同じような逸話が書かれています。細部が微妙に異なっていますが、似た様な内容です。現在の甚吉の湯がある場所は「今都留」で、物語は隣の地区の「中津留」となっていますが、大体この地域周辺の物語と考えれば良いのでしょう。

 

この様な場所に、黒川温泉との接点があったことに驚くと同時に面白いと感じました。そして「甚吉の湯」は、この逸話から名付けられたそうです。

 

本日は「小浴室」 へ

浴室は大小2室あり、それが男女別に分けられています。私が利用した日は、男湯が「小浴室」、女湯が「大浴室」とのことでした。曜日で浴室が交代となるみたいなので、次回は大浴室の日を狙って利用したいと思います。しっかりそのローテーションも貼り紙で確認できました。

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浴室の中に入ると、中は温泉から立ち昇る湯気が充満していました。改めて冬が近づいてきていることを実感します。当日は男性が小浴場でしたが、小さいながらも余裕を持って3人以上が浸かれるスペースはあります。

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温泉は、黄色いモール泉。大分市は、モール泉の宝庫です。市内で楽しめる温泉の大半がモール泉です。真っ黒なものから、甚吉の湯の様に黄色の温泉も湧いています。モール泉とは、太古の植物等の成分などが混ざった様なもので、入浴するとウイスキーの樽の様な深い香りを感じます。

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温泉は適温ですが、冷えた身体には刺激的。しかし身体はすぐに慣れて、心地良くなります。熱すぎる訳ではないので、身体をじっくり芯から温めることができます。温泉が全身を温めて、身体中がジンジンする感覚が、最高に気持ち良い。泉質の「ナトリウム-塩化物泉」による保温保湿効果も合わさり、湯上り後はしばらく汗が止まりませんでした。次回は、大浴室も利用してみたい。良い湯でした。

 

まとめ

・曜日ごとに入れ替わる浴室

大分市特有の香りの良いモール泉

・黒川温泉と縁のある温泉(地域)

 

甚吉の湯の基本情報

住所:大分県大分市今都留2-5-19

電話番号:097-578-6818

アクセス:大分駅から、自動車で約10分

泉質:ナトリウム-塩化物泉

pH値:8.5

メタケイ酸:182mg

 

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