とある晴れた休日に、大分県由布市湯平温泉の「砂湯温泉」を利用しました。最近は別府や長湯、大分市内を中心に湯巡りを行っていたので、湯平温泉は久々の利用になります。利用する温泉は、「金の湯」でも「銀の湯」でもなく、「砂湯温泉」です。
5つある共同風呂の内、砂湯温泉を選択した理由は、砂湯独特なロケーションが恋しくなったからだと思います。花合野川沿いの水面擦れ擦れの位置に建っており、大変面白い雰囲気が漂っている砂湯温泉。
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朝5時に起床し、湯平へ自動車を走らせます。6時には到着。銀の湯を過ぎて更に石畳を登り、普通であれば通り過ぎてしまう様な路地を入ります。砂湯温泉は、川を越えた先に静かに建っています。
料金BOXに200円を投入し、その付近の壁面にある照明スイッチをONにします。浴室は、入浴スペースと脱衣スペースが一体となったもので、その間には簡素な壁が設置されています。浴槽は3~4人が丁度良い位の小規模なものです。服を脱ぎ浴槽に近づきかけ湯を行いますが・・・。
ぬるい?
今まで別府等のあつ湯に入浴し続けていた影響でしょうか。今回の砂湯温泉は、熱いとは全く感じません。そう言えば数か月前に、湯平温泉の湯温が低下して、営業を休止していたという噂を聞きましたが、その影響がまだ残っていたのかもしれません。または雨が降った影響か?
湯口からは、適温の温泉が垂れていましたが、浴槽の大きさに対して湯量が少なかったので、湯口の温度を直接楽しむことはできません。
しかし、この季節に浸かるぬる湯は、全く苦にはなりません。時間の許す限り浸かって砂湯温泉を楽しむことができるでしょう。また入浴後は汗が流れる位、身体は温まりました。「ぬる湯で汗が流れる」という現象が面白い。
砂湯温泉はpH値高めの美肌の湯、そして保温保湿効果のある塩化物泉でもあります。メタケイ酸も豊富で、湯上り後は身体が覆われている感覚が味わえます。ぬるいと言っても油断はできません。肩までじっくり浸かり、名湯を楽しんで下さい。
入浴中は、川の轟音がBGMでずっと流れています。砂湯温泉は、簡素で素朴な温泉ですが、とても愛らしく感じます。
砂湯温泉も素敵ですが、湯平温泉の街並みも凄く魅力的に感じます。一度昼間に訪れて、ガッツリ観光して、私が知らない湯平を探してみたいものです。
<砂湯温泉の基本情報>
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:8.4
メタケイ酸:178mg
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2018.06入浴