とある3月の晴れた休日に、ヤングセンターの温泉に浸かる為に、大分県別府市の鉄輪温泉に向かいました。
もくじ
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ヤングセンター閉館!?
ヤングセンターは、大衆演劇の観劇ができる宿泊施設です。温泉もありますが、ヤングセンターは日帰り入浴を受け付けておらず、宿泊又は観劇しなければ温泉を利用することができなかったので、今まで行く機会がありませんでした。
もちろん私は、観劇が嫌いという訳ではありません。いつか行きたいと思っていましたが、休日にまとまった時間が確保できず、観に行くことができない状態が続いていました。
「時間がある時に、祖父母を連れて観に行こう」と、のんびり構えていました。
今年になって、3月末でヤングセンター閉館する旨が発表され、世間は大騒ぎ。結局私は、一度も足を踏み入れることなく、ヤングセンターの歴史は幕を下ろすことになってしまいました。「いつまでもあると思ってはいけない」ということです。
「せめて温泉だけでも浸かりたい!!」
と思っていたところ、「別府八湯温泉道名人会の会員のみ、日帰り入浴を受け付ける」という有り難い情報が舞い込んできました。尽力して頂いた名人会の方、及びヤングセンターの皆様には、本当に感謝です。
日帰り入浴だけであれば、気軽に利用できます。早速、ヤングセンターに向かいました。
メイン通り沿いの好立地
ヤングセンターは、鉄輪温泉のメイン通りである「いでゆ坂」に面して建てられています。
三色の縦シマ模様の看板が、鉄輪温泉の街並みを鮮やかに演出しています。背の高い建物で、宿泊も行うことができます。
玄関を入ると、すぐに受付があります。入浴を行いたい旨と名人会会員である旨をお伝えし、入浴料を支払いました。その後、靴を階段横の下足入れに収納し、案内板に従い廊下を進みます。
神々しい浴室
脱衣室から見える浴室は、凄く華やかです。高くて開放的な天井、トラス状の小屋組みと9枚のステンドグラス、広々として奥行きのある浴槽と、どんどん溢れる温泉。この空間に一目ぼれです。
この素敵空間がなくなる?
何でもっと早く利用しなかったのかと悔やまれます。
温泉の温度は適温です。浴槽は、あつ湯とぬる湯に分かれていますが、当日の温泉はあまり温度に差がない様に感じました。「少しあつ湯の方が熱いかな?」と思う程度でしたが、お陰で、雰囲気の良い温泉をゆったり長湯して楽しむことができました。
温泉は、弱酸性の「ナトリウム-塩化物泉」で、塩っ気を帯びています。典型的な鉄輪温泉の泉質です。浴室にあった掲示によると、泉源は3ヵ所あり、当然ながら源泉かけ流しの温泉との事です。この広い浴槽をたっぷり満たし、浴槽からどんどん溢れ出る温泉を見ると、その量に驚かずにはいられません。
女湯は、男湯とは異なった雰囲気の浴室とのことですが、女湯も浴槽は広いと聞いたことがあります。圧倒的な湯量、素晴らしいです。
今月閉館予定のヤングセンター。最後に堪能させて頂きました。#大分県 #別府市 #鉄輪温泉 #ヤングセンター pic.twitter.com/JkvQoykdKn
— ミーケ@温泉ブロガー (@k_noboro) 2020年3月22日
さて、今月末でヤングセンターは閉館します。いつまでもあると思っていた施設だけに、寂しい気持ちでいっぱいです。例え入館しなくても、前を通過するだけでワクワクする建物でした。
閉館したヤングセンターのその後は、まだ発表されていませんが、大量の温泉がたっぷり堪能できる施設に生まれ変わって、また鉄輪の地を賑やかにして欲しいものです。(個人的には、宿泊施設や温泉施設だったら嬉しいです)
長い間、お疲れ様でした。
ヤングセンターの基本情報
電話番号:0977-66-0146
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約15分
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:3.3
メタケイ酸:416mg
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2020.03入浴