南阿蘇鉄道は、2016年の震災で被害を受け、一時期全線運休状態となりましたが、今年7月にやっと完全復旧しました。
約7年の歳月です。
今回は、その目玉となる「トロッコ列車」に乗車しました。
もくじ
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南阿蘇鉄道
南阿蘇鉄道は、熊本県南阿蘇村と高森町を走り、立野駅から高森駅を繋ぐ鉄道です。
普通の車両でしたら30分位の距離ですが、トロッコ列車は約1時間かけて運行します。
トロッコ列車は、ネットで10日前から予約可能です。
しかし日祝などはすぐに満席になり、私達も滑り込む様な形で予約できました。
今回は、家族全員でお出かけします。
朝7時前に大分市の自宅を出発し、8時50分頃には高森駅に到着しました。
高森駅
完全復活を前に、駅舎も新しくなりました。
天井には木が使われており、温かみのある建物だと思います。
中はお土産コーナーなどがある他、沢山の漫画家の寄せ書きが飾られていました。
近所の高校には、「マンガ学科」が新設されたとか。
フランキー
屋外には、ONE PIECE麦わらの一味の船大工フランキーの像が立っています。
これがまたリアルです。
今回の熊本日帰り観光では、フランキー以外のメンバーとも会っています。
ONE PIECEの熊本に関するお話しは、また別のブログでご紹介したいと思いますが、熊本県はONE PIECEの聖地になったと言っても過言ではないでしょう。
娘達もフランキー!
サニー号トレイン
朝9時前に高森駅に到着すると、話題の車両に会うことができました。
ONE PIECE柄の車両です。
運が良ければサニー号トレインに出会えると思っていましたが、狙い通りの結果に満足です。
出発までの間、中も見学することができました。
内装も華やかで面白い。
そして装飾が凄くリアルで、こだわりを感じます。
トロッコ列車
サニー号トレインを見送って数分後にトロッコ列車が入ってきました。
席は、窓が無くて手摺のみ設置されています。
天井も簡易的で、このレトロ感が可愛らしいです。
現在のハイテク車両と比べると、運行中は凄く揺れます。
しかし、それが可愛らしくもあり、トロッコ列車の魅力の一つです。
トロッコ列車の車内では、観光ガイドもあり、より南阿蘇方面の様子を知ることができました。
トロッコ列車の車窓から
大勢の方に手を振られながら、高森駅を出発しました。
線路沿いや近所を走る自動車からも、手を振ってくれます。
まず、それが温かい。嬉しい。楽しい。
北側は阿蘇五岳の涅槃像が見えます。
いつも見えている北側からの景色とは異なる為、新鮮に感じます。
大分側から見る阿蘇の涅槃像とは、頭の位置が逆です。
南側に田園風景、その先に阿蘇の外輪山。
とても長閑な風景が広がっています。
稲が黄金色の草原の様になっていましたが、南阿蘇村はブランド米がある程お米が有名な地域らしい。
そして沢山の水源があり、水が有名な地域でもある様です。
(さりげなく登場!河童のカワマツ)
豊富で美味しい水とブランド米
自分のお土産に日本酒を買ってしまうのは、必然だと思います。
レイ斬!
ここで北斗の拳!
また白い蕎麦の花が咲き乱れている地域もありました。
南阿蘇村は、蕎麦も有名らしい。
確かに事前に下調べをした際に、googleマップで沢山の蕎麦屋が出てきましたので、驚いたのですが、観光案内の放送を聞いて納得しました。
そして、昼食が蕎麦になるのも必然です。
そば道場のざる蕎麦
駅舎の様子
南阿蘇鉄道は、個性的な駅舎も沢山ありました。
自販機の中身は、全て午後の紅茶らしい。
その他、日本一長い駅名だった駅、喫茶店が併設されている駅、城の様な駅など個性的な駅で可愛らしい駅が多くて、全ての駅に寄って写真を撮りたい程でした。
長いトンネルと白川
トロッコ列車も終盤、約1kmもある長いトンネルに入ります。
天井の可愛らしい照明が点灯しました。
トンネルを抜けると、第一白川橋梁を渡ります。
この鉄橋は、震災で架け直されたとのこと。
概算費用約40億円だったらしく、この橋が完成して南阿蘇鉄道は完全復活となりました。
高さ約60m下には白川が流れており、絶景です。
上流を見ると、もっと高い位置に架け直された新阿蘇大橋がありました。
絶景に息を飲むと同時に、震災であの橋と同等のものが崩落したという事実に、改めてゾッとしました。
最後に水害対策用で建設中のダムの横を通り、立野駅に到着しました。
作業員さんも手を振ってくれます。
お疲れ様です。
立野駅は、木を沢山使った明るい駅です。
高森駅より木が目立ちました。
最近は木質化を推奨している影響で、木を使った建物が多くなりましたね。
立野駅の正面にある「ニコニコ饅頭」を買って、普通車両に乗って折り返し、高森駅に戻りました。
温かい出来立てのお饅頭は、凄く美味しかったです。
普通車両で折り返すことにより、トロッコ列車のガイドで聴いた内容を、改めて復習できました。
まとめ
観光ガイドのお陰で、南阿蘇村をより知ることができましたし、緑豊かで長閑なこの村をより好きになりました。
立野駅に到着した際に、乗客全員が拍手を行った様子から、そう感じたのは私だけではないと思います。
そして、改めて考えるキッカケとなりましたが、2016年震災の記憶も忘れてはいけません。
南阿蘇村について、わずか1時間で知れて、南阿蘇村の素晴らしさを体感できるトロッコ列車。
大勢の方にオススメしたいです。
観光後の温泉
私一人であれば、複数の温泉を巡るところですが、今回の日帰り観光は家族が居ますので一ヵ所のみ利用しました。
選んだ温泉は、火の山温泉「どんどこ湯」。
凄く広くて、子ども達も大喜びだったとか。
また別記事でご紹介しますね。
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