とある空が高い秋晴れの日曜日、大分県別府市にある温泉施設「いちのいで会館」へ行き、大浴場を利用しました。
もくじ
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絶景への道
いちのいで会館初体験の方は、まず目的地までの経路で驚きます。
急勾配の坂を駆けあがり、一気に標高を稼ぎます。
両脇には住宅が建っていますが、良くこのような場所に家を建てたと感心してしまいます。
景色が凄く良さそうで、それは羨ましい。
坂を登ると茶色の建物があり、その裏に駐車場があります。
1階が受付で、料金を支払い温泉道のスタンプを頂けます。
コロナ禍前は、食事+温泉の利用となっていましたが、現在は温泉のみの提供となっています。
料金は700円です。
当日の浴室は、上が女湯・下が男湯となっていましたが、男湯は温泉が溜まっている浴槽が一槽しかなかった為、500円で利用できました。
温泉道は、今は「別府八湯温泉道」のスタンプのみ押せます。
現在は「九州温泉道」のスタンプはありませんので、ご注意下さい。
さらに徒歩で登って
脱衣籠と麦わら帽子を受け取り、さらに上の大浴場へ向かいました。
麦わら帽子は、露天風呂では日光を遮るものが無い点より、施設側の配慮です。
脱衣小屋で衣服を脱ぎ、浴室へ向かうと、1槽に温泉が注がれており、もう1槽は温泉を溜めている最中でした。
入浴する浴槽に溜まっている温泉は、青が入った白色?でした。
コバルトブルーの湯として有名な温泉ですが、毎回必ず完全な”青”に出会える訳ではありません。
青の条件
いちのいで会館の温泉は、100℃にもなる高温の温泉が湧いています。
それを加水せずに、外気で温泉を冷まして提供しています。
温泉が冷えると、温泉成分が結合して光を反射する様になります。
「レイリー散乱」と呼ばれる現象ですが、ざっくり言うと空が青く見える理由と似た様なものです。
結合具合が丁度良い時に青く見え、成分が結合しすぎて結晶が大きくなると白く変化します。
浴槽の中でも温泉は生き物の様に変化し続けています。
さてその温泉の泉質は、「ナトリウム-塩化物泉」で、メタケイ酸が大量に含まれています。
保温保湿効果が凄くて、身体はポカポカ、湯上り後もしばらくは汗が止まりません。
湯船に浸かり、改めて景色を楽しみます。
当日の日差しはやや強かったですが、真っ青な海(別府湾)と秋の突き抜ける様に青い青空。
そして温泉は青色です。
いちのいで会館は、やはり青が似合う温泉です。
「気持ち良い~!!」
大声で叫びたい程でした。
日々の健康は、週末の温泉から。
今回も良い湯でした。
いちのいで会館の基本情報
電話番号:0977-21-4728
アクセス:東九州自動車道「別府IC」より、自動車で約15分
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:8.6
メタケイ酸:254
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