日本一の湧出量を誇る大分県別府市には「別府三大秘湯」と呼ばれる温泉があります。これらの温泉は、自然に囲まれたとても面白い野湯で、別府市内で最も標高の高い温泉地「明礬温泉」のさらに上に位置しています。
とある雨が降りそうな日曜日、別府三大秘湯の一つ「鶴乃湯」に入浴しました。
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国道500号線から脇道に入り、大分自動車道の下をくぐると鶴見霊園に到着します。この脇にある細道を真っすぐ登ると、Uターンポイントがあります。利用者はUターンを行い、自動車を左の山側に寄せて路駐、そして温泉へ向かいます。山の反対側は霊園です。駐車している様子を写真で残しておくことも考えましたが、写ってはいけないものが写ることを恐れた為、撮影は控えました。
私は、この様なお話は苦手な人間です。鶴乃湯は24時間無料開放されていますが、おそらく私は夜間に利用することはできないでしょう。頑張って撮影出来て、このUターンの空間でした。
舗装されている部分から先は、徒歩で目的地まで向かいます。原付でも近くまで行くことは可能です。自動車を止めて、徒歩約2分で辿り着きました。
鶴乃湯はワイルドな野湯ですが、地元のボランティアの方々が維持管理を行っている為、とてもきれいな温泉です。冬は湯量が少ないと良く聞きますが、当日は肩まで浸かれる程度の温泉は溜まっていました。
簡易的なものですが、浴槽の付近には屋根がある脱衣所が設けられています。男性側は、三方以外はほぼオープンです。女性用スペースは狭いですが四方は壁と扉で囲まれています。着替えを覗かれることはないと思います。ちなみに混浴です。
桶は脱衣所の中に重ねて収納されていました。とりあえず湯尻の方へ行き、十分にかけ湯を行い入浴します。基本的に上流が熱く、下流がぬるいようですが、下流でも十分に気持の良い温度でした。凍えた身体をじっくり温めて、溶かしてくれているような心地良さがありました。解凍された身体はじわじわと活性化し、額にしっとり汗が浮かびます。
温泉から漂う硫化水素の香りも良いですね。温泉は透明ですが、少し白みがかっている様な気がします。写真は、浴槽から流れ出る温泉を撮影しました。
今回は他の利用者がいた為、浴槽の撮影は控えました。鶴乃湯は、別府にある野湯の中で最も人気のある野湯だと思います。当日の鶴乃湯は、地元の方々の憩いの場となっていました。休日だった影響もあり、県外からの利用者や私みたいなもの好きも集まって、大賑わい!
無料で入浴出来て、主要道路も近く、歩く距離も少ない。清潔感のある浴槽と硫黄泉。鶴乃湯は、人が利用したくなる要素が沢山ある、素晴らしい野湯でした。
2021年3月15日追記
湯友さんから写真を頂きましたので、載せますね。
鶴乃湯の基本情報
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約15分+徒歩2分
泉質:硫黄泉
▽泉質はコチラ
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2019.02入浴