奥豊後温泉郷のスタンプラリーで、最後に選んだ温泉は「山の湯かずよ」の大浴場でした。こちらの温泉は、周囲の湯友の間でも大好評の温泉で、九州温泉道にも指定されています。最後の温泉は、素晴らしい温泉で締めたかったので、入浴はずっと先延ばしにしていました。私は今回が初入湯です。
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まずは玄関を入り、受付を行います。そして30湯目の奥豊後温泉郷のスタンプを頂きました。全て埋まったスタンプの台紙を眺めていると感慨深いものがあります。全ての温泉に思い出があります。竹田の温泉はどれも素晴らしかった!本当に楽しい湯巡りでした。
スタンプラリーの台紙では、30件目の施設に提出するように記載されていましたので、そのまま台紙を冊子から切り離し、お渡ししました。同時に九州温泉道のスタンプも頂き、浴室へ向かいました。
鍵付きロッカーに服を押し込み、逸る気持ちを抑えながら入室すると、浴室内は湯気で真っ白に覆いつくされていました。湯気の多さに「冬」という季節を感じます。天井は高く上部は女湯と繋がっていました。そしてそのまま目線が下り、男女間の間仕切りに目が行きます。
ゴツゴツした大きな石柱が地面に突き刺さっており、迫力が感じられます。そして一番奥の高い部分から、ドバドバと温泉が掛け流されていました。その湯量も凄い。掛け流された温泉は、美しい析出物の造形を伝いながら絶えることなく浴槽に注がれています。
この岩は「柱状節理」と言われており、9万年前に噴火した阿蘇山の溶岩が固まってできたものとのこと。悠久の時を感じる浴室に、ワクワクが止まりません。
十分にかけ湯を行い入浴すると、身体が冷えていた影響か、少し熱く感じました。しかし、これが気持ち良い!次第に身体も慣れて、素晴らしい温泉を思う存分楽しみました。優しい温泉に大満足です。
ある程度メインの浴槽で温泉を楽しんだ後は、小さい浴槽(ぬる湯)に浸かりました。水流の影響が少ないぬるい方の浴槽は、析出物が沢山沈殿しており、水面は湯の花が膜となり浮かんでいました。それをバリバリ割って入浴します。
長湯温泉では、析出物の多さから湯の表面に膜が出来る施設が幾つかあります。山の湯かずよさんの温泉も膜はできますが、析出物の多さは群を抜いて多い気がしました。浴室の隅には、大量の析出物が溜まっており、まるで砂浜の様な部分がありました。
浴槽の縁には、コロコロと丸い石のようなものもありました。お話を伺うと、析出物が固まったものらしく、この様な形状に析出物が固まるのは、こちらの施設のみとのことでした。ちなみに床に転がっているものは壊れやすく、指でつまむとすぐに破裂しましたが、温度が高い部分の温泉ボールは壊れにくいとのことです。記念に2個頂きました。
露天風呂もありました。色が凄いです。
浴室の風景を動画でも撮りました。(インスタに載せています)
本当に面白くて素敵な温泉でした。既に恋しくて仕方がありません。優しくも温かく、気持の良い温泉の虜になってしまいました。肌もスベスベになり大満足です。
奥豊後温泉郷のスタンプラリーは終わりましたが、私の湯巡りに終わりはありません。また近いうちに利用させて頂きます。
山の湯かずよの基本情報
電話番号:0974-75-3075
アクセス:大分自動車道「湯布院IC」より、自動車で約50分
泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
pH値:7.0
メタケイ酸:266.5mg
遊離炭酸:744.2mg
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2019.02入浴