とある晴れた日曜日、またも別府市鉄輪温泉へ向かいました。最近鉄輪温泉のマイブームが来ている様で、毎週末鉄輪温泉へ向かっています。今回は歴史ある温泉「谷の湯」に入浴しました。
谷の湯には専用の駐車場もありますが、初めての方は鉄輪温泉東口の無料駐車場の利用をお勧めします。いでゆ坂を登り、先日ご紹介した「地獄原温泉」の交差点を左折します。その後ずっと直進すると目的地に到着しますが、その道中に特大の「湯雨竹(ゆめたけ)」という温泉冷却装置を見ることができます。
湯雨竹はひょうたん温泉の当時の社長と研究者が、100度の温泉を効率良く冷ます為に思考錯誤して作られた熱い想いの結晶です。上部の樋から源泉が流れ落ち、無数の竹に接触することにより、水滴になり、水の表面積が増える仕組みです。高温の温泉は、下に流れ落ちる間に適温になります。(湯雨竹だけで記事が書ける位の熱い物語です。いつか書くかもしれません。)
さて、湯雨竹を右に眺めながら歩くとすぐに谷の湯に到着します。谷の湯は「鶴見七湯記」という書物にも記述があった歴史ある温泉です。建物は2階建です。受付は2階部分にありますので、まずは2階にてお金を支払います。料金は150円です。建物から筒が伸びており、そちらへお金を投入します。お釣りの50円も用意されていますので、受付部分を覗いてみてください。また別府八湯温泉道のスタンプや合言葉も、受付部分にあります。お金を支払いが終わると1階へ向かい、浴室へ入ります。
浴室は脱衣室と浴室が一体となっており、浴室の一角には昔の源泉跡があります。その上部には不動明王が祀られています。そしてコンクリートの打ち放しには、歴史が染み込んでおり、独特な雰囲気を醸し出しています。
服を脱ぎ、十分にかけ湯を行い入浴します。ん〜湯は適温!身体中に湯が染み渡っていきます。心地良い!顔を洗うと若干塩っ気を感じます。あぁ素晴らしい!泉質は「ナトリウムー塩化物泉」でメタケイ酸も豊富な、典型的な鉄輪温泉です。湯上り後は、汗が止まりません。そして肌を優しく覆う湯の余韻を楽しむ事ができるでしょう。不動明王様に睨まれながらの入浴、空間、面白い施設ですね〜!お気に入りの温泉です。
ちなみにこちらの施設は最近話題のジ温泉カタログにも載っています。「知られざる地元の名泉」って聞いたことはありますか?結構コアな施設を取り上げており、私もこまめにチェックしています。
概要
施設:谷の湯
泉質:ナトリウムー塩化物泉
pH値:4.9
メタケイ酸:357.6mg
▽泉質はこちら
さて、先月から「熱の湯温泉」「地獄原温泉」「谷の湯」とご紹介しましたが、まだもう少し鉄輪温泉の記事が続くと思います。やっぱり一度入浴したら、その余韻が忘れられなくて、ついついまた足を運んでしまうのです。やはりメタケイ酸、食塩泉などの影響が強いと感じています。鉄輪温泉は病み付きになる温泉地ですね。
2017.06入浴