ご紹介する温泉の参考用に、泉質について記載します。
二酸化炭素泉
二酸化炭素泉は大変珍しく、貴重な温泉です。日本全国の温泉全体の約0.6%程度しかないと言われている位です。
炭酸飲料を温めると炭酸が抜けるように、二酸化炭素泉も熱すぎると抜けてしまいます。よって二酸化炭素泉はぬるめの湯が多いです。成分も失われやすいので、加温、循環しておらず、鮮度が良いことが大切です。
二酸化炭素泉は、二酸化炭素(炭酸ガス)を含む温泉です。二酸化炭素泉に入浴すると、体に泡(炭酸ガス)が付着します。その泡は皮膚から吸収され、血管を拡張し、血液の循環をよくすると言われています。よって湯の温度が低くても体が芯から温まります。心拍数を上げなくとも血液の循環が良くなる為、血圧を下げる効果もあります。以上より「心臓の湯」とも呼ばれます。また二酸化炭素泉は「湯あたり」しにくい泉質なので、安心して入浴できます。温度が低くても温まり、湯あたりの心配も少ない為、長湯が好きな方にはたまらん湯ですね(^。^)
1kg中に遊離炭酸を1g以上含まれていれば二酸化炭素泉を名乗れますが、該当する温泉は本当に少ないです。大分県で二酸化炭素泉と言えば白水鉱泉、黒嶽荘、七里田温泉、ラムネ温泉など私は思い浮かびます。白水鉱泉や黒嶽荘は冷泉で県外からも多くの方が水を汲みに訪れます。特に黒嶽荘は私のお気に入りで、湧き上がるキンキンの炭酸水に浸して食べる炭酸ソーメン(柚子胡椒付き)が本当に美味しくて毎年夏は必ず通っています。炭火で食べる地鶏、そしてエノハ料理もオススメです。温泉ではなくて食事のオススメになってしまいましたね。
泉質別適応症
切り傷、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症
飲用による適応症
胃腸機能低下
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