やまなみハイウェイを登り、国道500号線に沿って明礬エリア方面へ右折します。するとすぐに左手に看板が見えてきます。その交差点を左折、橋の手前ですぐに右折で目的地です。明礬温泉でも標高の低い方にある共同浴場「照湯温泉」です。
別府温泉の中では最も歴史のある共同浴場です。しかし現在の建物は2003年に改装され、美しい建物に生まれ変わっています。
駐車場は15台程駐車可能、立地もわかりやすい、内装も外装も奇麗で清潔感がある為、観光客も抵抗なく利用できます。
建物の向かい側には源泉があり蒸気が上がっています。そして外装のこちらの装飾が気になります。
この般若は何を意味しているのでしょう。おっかないですね〜
玄関を入ると下足入があり、受付があります。200円を支払い男湯へ向かいます。浴室は脱衣室と一体となっており、開放感が感じられます。奥にベビーベット、椅子も用意されていました。
正方形の浴槽が中央にあり、すでに3人程度入浴されていました。私も服を脱ぎその輪に加わります。
湯は若干熱めです。こちらの温泉は源泉温度が高い為加水されていますが、「今日は少し熱い」と利用者が呟いているのを聞きました。天候や気温が違えば感じる温度も変わってきます。湯も生きていると考えると自然と親しみが湧きます。
湯は単純温泉です。癖がなく気持ち良い。子どもやご高齢の方にも親しみやすい泉質です。また癖がないながらも明礬温泉独特の硫黄の香りが若干感じられます。湯は透明ですがうっすらと白い色が付いているような気がします。
浴槽もとても綺麗で、石造りのつるっとした触感が木とは違い新鮮でした。湯に浸かり、熱くなったら外に座り、身体が冷えたらまた浸かり、、、純粋に湯を楽しみます。
浴槽の縁は頭を置く場所の為、別府では浴槽の縁に座ってはいけないという習慣があります。よって休憩する場合は浴槽の外に完全に出て床に座って休みます。床に寝転がっている方もいましたが楽しみ方は人それぞれ。人様に迷惑を掛けなければ良いと思います。私は湯に身体を預けて行う浮遊浴が気に入っています。ゆ~らゆ~らと漂うと身体に余計な力が抜けリラックスできると言われています。こちらの湯では縁の上に頭を置くと高い天井の梁組を眺めることができ、木という自然なものを眺めることによって視覚からも癒されているようでした。
最後の最後で人がいない状況に遭遇しましたので、浴槽の撮影にも成功しました。別府の共同浴場で休日の昼間に浴槽を撮ることができるのは本当に稀です。私にとって貴重な記録になりました。
概要
施設:明礬温泉 照湯温泉
泉質:単純温泉
料金:大人200円
pH値:6.5
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2017.02入浴