今の住まいから車で数分程度の場所に昔から建っているホテルは、あまりにも近すぎて私が宿泊する機会など全くなく、よって立ち寄ることも全くありませんでした。そのホテルの名は「大分キャセイホテル」。
九州温泉道を巡り始めた頃に見たことがあるホテルの名が載っていることに気づきました。
「場所は大分県大分市...あれ?近所?...って、えぇぇ〜そこか〜!!??」
その時ここに良質な温泉があることを知りました。
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2017年1月、とある平日の夜10時頃、あまりにも寒く身体が凍えていました。また家族も寝ている時間でしたので、久々に仕事帰りにキャセイの湯を利用しました。
出入口は2ヶ所あり、まずはフロントで受付をします。フロントでお金を支払い、一旦外に出て温泉の玄関へ向かいます。
こちらの湯の泉質はナトリウム・マグネシウムー塩化物・炭酸水素塩泉です。美肌効果のある炭酸水素塩泉と保温保湿効果のある塩化物温のコラボです。
簡素な浴槽に褐色の湯が贅沢に溢れています。この色はどちらの泉質の色だろうとワクワクしながら、いざ入浴!
凍えた身体を湯が一気に溶かしていきます。塩化物泉の方が強いですが、長湯温泉の様な金属気があります。顔を洗うと塩っ気も感じられます。冬には嬉しい保温効果です。注ぎ口の湯を手ですくい、改めて味を確かめてみましたが、良い塩加減でした。そしてその後に続くエグ味と金属の風味。当然ですが美味いとは言えません、温泉ですから。しかし良質な湯であることは味でも感じられました。
浴槽は少し深めですが、座ることのできる段が浴槽の縁に沿って設けられていますので、それに腰掛けて浸かれば問題ありません。
湯上り後はとにかく身体がポカポカ温かいです。 塩化物泉の効果ですね。特に水風呂との交互浴を行うと効果はさらに向上するようです。(地元の方がそう言いながら一生懸命交互浴を行っていました。)
深夜まで営業していますので、地元の方も宿泊客も自分の好きな時間に利用できます。よって人が絶えている時間はほとんどありませんでした。浴槽の写真はそのとっさの瞬間に撮影できました。
(合間に慌てて撮ったので桶が散乱しています。後で整理整頓しました。)
HPを見て知りましたが家族風呂もあるそうです。1,000円とのことでしたので家族で利用しても良いですね。
立地は大分市内になりますが、中心部より程よく距離がありますので、中心へ向かわない限りは酷い渋滞などにあまり縁がありません。その様な点では立地にも優れていると言えるでしょう。
概要
施設:大分温泉 大分キャセイホテル
泉質:ナトリウム・マグネシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
料金:大人300円/家族風呂1,000円
営業時間:10時~25時
ちなみにアメニティーはないので持参しましょう。
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2017.01入浴