とある曇り空が広がる日曜日、大分県別府市の明礬温泉エリアにある温泉施設「明礬山の湯」に立ち寄りました。
もくじ
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明礬温泉エリアとは
明礬温泉と言えば、標高が高くて伽藍岳が近い影響もあり、別府八湯の中で最も酸性度の高い温泉が湧いている地域として知られています。その温泉は、硫黄泉・酸性泉が多く湧出しており、通が喜ぶエリアです。
今回は明礬温泉にある立ち寄り湯「明礬山の湯」を家族で利用しました。明礬温泉エリアで最も賑わいを見せている岡本屋売店の信号を山側にグイッと駆け上がります。狭い道の為、不安に感じるかもしれませんが、その先に駐車場と温泉施設が建っています。
明礬山の湯の眼下には「明礬地獄」があり、硫黄泉の素晴しい香りがプンプン漂っています。少し背伸びを行えば塀の中が少しだけ見えますが、やはり中に入ってじっくりと見学を行って欲しい場所です。中には足湯がありますし、温泉道のスタンプを集めることも可能です。
展望温泉へ
大浴場と貸切風呂は、建物が別となっています。貸切風呂棟の方が大浴場棟に比べて低い位置に建てられていますが、わずか数メートルの誤差です。見える景色に大きな違いはありません。
大浴場と貸切風呂は、受付もそれぞれに設けられていますので、利用したい側の棟へ直接向かっても構いません。ちなみに温泉道のスタンプは、上の大浴場の受付に設けられています。印が欲しい方は貸切風呂を入浴後に上の大浴場棟へ向かいましょう。
料金は60分1500円です。数年前までは2000円未満で入浴できる温泉が沢山ありましたが、最近はどこも値上がりしてしまい、貸切風呂も高価に感じる様になりました。その中でこの様に安い料金設定は、本当に有り難いと感じます。
脱衣室に入ると、その先は浴室、さらにその先はテラスとなっており、またさらにその奥には「別府明礬橋(明礬大橋)」のアーチがハッキリと確認できます。天気が良ければ別府湾まで見えていたかもしれません。
別府らしい単純温泉
さて、早速入浴します。十分にかけ湯を行い、肩までどっぷりと浸かります。新鮮で熱い温泉が、身体をジンジン刺激します。最高です。
明礬山の湯の泉質は、明礬温泉エリアでは珍しい「単純温泉」です。しかし温泉からは硫黄泉の香りが・・・、
いや、わからない?
これは外の明礬地獄の香りで、鼻がマヒしてしまっている様です。温泉に香りがあるのか、又は地獄の香りがここまで漂ってきているのか。おそらく後者だと思いますが、温泉は癖が無くて気持ち良いですし、むしろその違和感が面白く感じます。
食塩泉とは異なる肌を覆う感覚も、別府らしくて良いですね。身体が芯から温まり、気持の良いひと時を過ごすことができました。
明礬山の湯の基本情報
住所:別府市明礬1組
電話番号:0977-66-5881
アクセス:東九州自動車道「大分IC」より、自動車で約10分
泉質:単純温泉
pH値:6.4
メタケイ酸:79mg
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2021.09入浴