とある晴れた日曜日、別府市の旅館若杉の貸切風呂を利用しました。旅館若杉は明礬温泉に位置しています。国道500号線の主要道路沿いにある為、大変わかりやすいですが、敷地内の道路幅員があまり広くなく、かつ勾配もありますので、初めての方は駐車場を探すのに少し苦労するかもしれませんが、看板に従えば大丈夫です。旅館若杉には貸切風呂が3室あります。単純温泉が2室、硫黄泉が1室です。今回は硫黄泉の方へ浸からせてもらいました。
自動車を止めて正面玄関に向かいます。玄関を入りお金を支払います。今回は大人2人1,500円+子ども1人300で計1,800円でした。温泉道のスタンプもその場で頂きます。硫黄泉は離れにあるとのことで、一度外へ出て離れに向かいました。
離れの建物内は既に温泉の香りが充満しています。「これは期待しても良いかも」と気持ちも昂ります。廊下を奥まで進み広い脱衣室に入室します。その奥に浴室へ繋がる開き戸がありました。中を覘いてみると脱衣室より低い場所に強烈な香りを放つ浴槽がありました。中は真っ白の硫黄泉が掛け流されており、どんどん溢れていました。
いや~これは贅沢でしょう!「この様な温泉を見て喜ばない方はまずいない!」と思わず断言してしまうほどのインパクトがありました。凄いの一言です!浴室の腰壁に該当する部分には石が積み上げられていましたが、その石には無数の硫黄華が咲き乱れていました。
また床に手を突くと、湯の花が手をべっとりと白く塗りつぶしてしまいます。
その手に着いた湯の花を顔に塗り、「お化粧したよ~」と娘に見せると大喜びしてくれましたが、その温泉成分が目に染みて、苦しい体験をしました。娘は顔以外の体中に湯の花を一生懸命塗って楽しんでいました。硫黄泉は三大美肌泉質の一つです。入浴中、そして湯上り後も肌がツルツルして、大変心地よかったです。そして硫黄の香りは次の日も残っていました。硫黄泉はアトピー性皮膚炎などにも効果がありますが、これは効くだろうな~!
湯は適温で長湯できそうな温泉ですが、刺激が強いことを考慮し、休憩を挟みながら入浴しました。最後は頭を浴槽の縁に置き、身体を湯にゆだねて硫黄泉で浮遊浴を行いました。硫黄に抱かれて、最高のひと時でした。
旅館若杉の硫黄泉はテンションが上がる名湯です。濃すぎる硫黄泉と肌に優しい単純温泉が楽しめる旅館若杉。温泉のバランスがとれて良いと思います。食事も美味しいと聞いたことがあります。是非宿泊して利用してみたい旅館でした。
概要
施設名:旅館若杉
泉質:単純硫黄泉
pH値:4.0
メタケイ酸:114.0mg
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2017.12入浴