情報誌の割引券を利用して年始に別府湾ロイヤルホテルの立ち寄り湯を利用しました。
1月3日、どこの湯を利用しようか上記情報誌を眺めていたところ、3歳の娘が部屋に入ってきました。私が「お風呂の本だよ、読む?」と渡したところ、バラ風呂のページを見つけ「ここが良い」と決める娘。
バラが浮いている湯に興味を持ったようで、食い入るように眺めていました。そして譲らない。貸切風呂で検討していましたが結局こちらが折れ、今回は3歳の娘が温泉を決めました。
こちらの湯の魅力は風呂にバラを浮かべる「バラ風呂」ですが、バラ風呂は女湯のみ。残念ながら私はバラを堪能できません。通常料金は大人1000円、 しかし今回は割引券を利用し大人がなんと100円!クーポン利用可能時間は12:30〜17:00でしたので、昼食を済ませて別府方面に向かいました。
別府市を過ぎ日出町に入ると目的地にはすぐに着きます。建物は別府湾沿いの小高い丘の上に建ち、別府湾を一望できます。
外観は白で統一されたとても綺麗なホテルです。中のフロントやホールは青を基調としたカーペットを使っており、空・海・内装と青で統一されているような気がして爽やかでした。
まずはフロントへ向かい立ち寄り湯の旨を伝えます。割引券を提出しお金を支払います。その後エレベーターで地下1階まで下りると番台と風呂の出入口がありました。
いざ入浴!私は男湯、妻と娘は女湯に入ります。内湯の窓は特大はめ殺し窓を用いており、別府湾が一望できるようになっていました。その景色を半身浴しながら眺める事ができるように浴槽内に段差が計画されており、多くの方が腰掛けて景色を楽しんでいました。消毒に使用した塩素の気配を少し感じましたが特に気にはなりません。
露天風呂は内湯の特大窓の向こう、さらに海側にあります。内湯から外に出ると下に降りる階段が3段程度あります。内湯は適温だったのに対し、露天は少し熱めでした。湯が冷めやすいことを配慮して温度を高めに設定しているのかもしれません。露天は湯に浸かるとちょうど生垣が邪魔をして、海が見えません。立ったら見えます。中には海が見えないことに不満に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「生垣が無い」は「露天風呂エリアはどこにいても海から丸見え」を意味する為、あえて中途半端な高さの生垣を設置したのかな?と感心しました。露天風呂の床には滑り止め防止のマット、手摺も丁寧に設置されています。総合的に見て、凄く利用者のことを考えて計画されている優しい施設だと思いました。
湯は循環・消毒などの手が加えられているにも関わらず、塩化物泉特有の保湿・保温効果は健在でした。入浴後は触感が肌に残るが邪魔にならず、サラサラ感が心地良い。次の日まで残っていました。
湯上り後、私の姿を見た娘は興奮しながら「お花があったよー!パパも見に行こう!」と言って必死に私を連れて行こうとしていました。女湯に。流石に見に行くことはできませんので、娘にバラ風呂の話を聞いてみました。
「おそとにいっぱいあったよー」「赤とね、茶色がいっぱいあった、オレンジはなかった、黄色が好きやった」「茶色が少しこわかった」「またいこうねー」
熱い温泉に花を浮かべる訳ですからバラも傷むのは当然です。偶然娘が持ったものが「傷んでいる茶色のバラ」だったのでしょうね。それが虫に見えたようで「こわかった」と言っていたらしいです。それでもバラを一生懸命集めて喜んでいたようです。娘が喜んでくれるのが私は何より嬉しい。「また来ようね!」と声をかけて帰宅するのでした。
概要
施設:別府湾ロイヤルホテル
料金:大人1000円
泉質:ナトリウムー塩化物泉
pH値:7.0
(加水、加温、循環あり、消毒剤使用)
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2017.01入浴