とある晴れた休日に、大分県九重町の筋湯温泉にある「岩ん湯」を利用しました。「岩ん湯」は「薬師湯」と日替わりで入浴できる筋湯温泉の共同風呂のひとつです。男性が岩ん湯の場合は、女性が薬師湯を利用できるようになっています。
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筋湯温泉は、私にとってなかなか足を運ぶ機会がない温泉地です。九重山登山で付近まで行くことはありますが、「下山後の温泉」は帰り道に寄れる施設を選ぶことが定石です。特に登山で疲れている時は尚更です。子どもと一緒に温泉を利用する場合は、自宅からすぐに辿り着ける温泉を選んでいる為、大分県内でも移動に1時間以上かかる温泉地は控えるようにしています。子どもが大きくなるまでの辛抱です。
当日は九重山下山後に、既に「うたせ大浴場」を利用し、身体がリフレッシュしていたものの、なかなか立ち寄れない温泉地を満喫したい為、筋湯温泉内の温泉のハシゴを行うこととしました。
岩ん湯と薬師湯、当日はどちらが男湯かわかりませんでしたが、岩ん湯に辿り着くと「男性用」の看板が掲げられていましたので、そのまま入室しました。岩ん湯は、数年前に一度利用したことがありますが、雰囲気は全く変わっていませんでした。入室すると目の前は露天風呂!自然に溶け込んだその光景に、思わず見とれてしまいます。右側に料金BOXがあり、こちらに300円、または筋湯温泉で利用できる300円と同等のメダルを投入して利用します。
それにしても美しい温泉です。小規模ながらうたせ湯もあり、2本の筋の温泉が浴槽に注がれています。セミの鳴き声が良いBGMとなっています。日差しも適度に遮られ、暗くはありませんが、眩しくもありません。流れ落ちる筋も良いですが、私は浴槽上部の草が生えている屋根も面白い。
温泉は、透明で美しい温泉でした。泉質は「ナトリウム-塩化物泉」です。源泉温度が高い為、加水されているそうですが、塩化物泉特有の保湿効果は残っており、湯上り後は肌が覆われている様な感覚が残っていました。
アメニティは用意されていませんので、持参しましょう。小さいですが、趣のある美しい共同風呂でした。終始独泉状態でしたが、鍵を掛けていつまでも一人で湯に揺られて過ごしていたいと感じる程の、居心地の良さでした。(鍵を掛ける行為は禁止ですが)
岩ん湯の基本情報
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:7.1
メタケイ酸:157mg
▽泉質はこちら
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