おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

温泉施設では我が子と何歳まで一緒に入浴できるだろうか?

早いもので、気が付くと長女は5歳になりました。口も達者になり、本気でムカつくこともありますが、とても大切な存在です。彼女は3歳で温泉デビューを行い、一緒に多くの温泉に入浴しました。様々な温泉に入浴して、その反応を直に見ることができるのは本当に楽しいもので、最近では「白い明礬温泉に行きたい」「長湯温泉が良い」「今日は行かん」と意思表示も行う様になりました。

 

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自分の趣味に付き合ってもらい、私は楽しい時間を過ごしているのですが、娘の成長に伴い「いつまで一緒に入浴できるのか?」と感じる様になりました。

 

当然ですが、私は男湯に入浴します。娘と2人で温泉を利用する場合は、流石に5歳児を1人で入浴させる訳にはいきませんので、娘も男湯に入浴させます。入浴する文化がない海外では、例え自分の娘でも一緒に入浴すると警察レベルで大騒ぎになると言いますが、日本では法的に大丈夫なのでしょうか?

 

調べてみると、「公衆浴場法」というものがあり、各都道府県により施行条例が定められていることがわかりました。早速大分県のHPを検索し、公衆浴場法について調べてみました。

 

大分県

10歳以上の男女を入浴させないこと

大分県公衆浴場法施行条例(第6条3)

 

つまり大分県の場合は、大浴場で一緒に入浴できる年齢は、9歳はセーフ、10歳はアウトとのことです。また、貸切風呂等を設ける場合は、適用除外として認めるような旨も書かれています。納得したところで次の疑問が頭を過ります。

 

「この10歳は全国共通なのか?又は県で年齢が異なるのか?」

 

気になってしまった為、47都道府県全てを調べてみました。

 

注1:調査方法は、47都道府県のHPの該当ページより条文を確認しました。

注2:実際に問い合わせた訳ではありませんので、情報が古い場合も考えられます。また、素人が調べた結果の為、参考資料としてご参照ください。

注3:他県に興味が無い方は、もくじより「結論」へお進み下さい。

注4:貸切風呂設置による適用除外は、対象外としています。

 

もくじ

 

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調査結果

北海道・東北地方

01 北海道「12歳以上」

02 青森県「10歳以上」

03 岩手県「12歳以上」

04 宮城県「10歳以上

05 秋田県「10歳以上」

06 山形県「12歳以上」

07 福島県「不明」

 

関東地方

08 茨城県「10歳以上」

09 栃木県「12歳以上」

10 群馬県「おおむね10歳」

11 埼玉県「10歳以上」

12 千葉県「不明」

13 東京都「10歳以上」

14 神奈川県「10歳以上」

 

中部地方

15 新潟県「不明」

16 富山県「10歳以上」

17 石川県「10歳以上」

18 福井県「10歳以上」

19 山梨県「10歳以上」

20 長野県 「10歳以上」

21 岐阜県岐阜市)「12歳以上」

22 静岡県「10歳以上」

23 愛知県 「8歳以上」

 

近畿地方

24 三重県四日市市)「10歳以上」

25 滋賀県「8歳以上」

26 京都府「7歳以上」

27 大阪府「不明」

28 兵庫県「10歳以上」

29 奈良県「不明」

30 和歌山県「おおむね10歳以上」

 

中国地方

31 鳥取県「8歳以上」

32 島根県「不明」

33 岡山県「10歳以上」

34 広島県「不明」

35 山口県「不明」

 

四国地方

36 徳島県「10歳以上」

37 香川県「12歳以上」

38 愛媛県松山市)「おおむね10歳以上」

39 高知県「10歳以上」

 

九州地方

40 福岡県「10歳以上」

41 佐賀県「不明」

42 長崎県「10歳以上」

43 熊本県「8歳以上」

44 大分県「10歳以上」

45 宮崎県「8歳以上」

46 鹿児島県「10歳以上」

47 沖縄県「10歳以上」

 

※「不明」の部分は、県条例に記載がありませんでした。又は見つけきれませんでした。

※(〇〇市)は、県条例では見つけきれませんでしたが、市条例で見つけた年齢です。

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その他

私が調べた範囲では、最年少が7歳、12歳が最年長でした。7~12歳という年齢は、小学校1年生から6年生までのふり幅があります。どの様に決めたのか気になるところです。地域性が関係しているのでしょうか。

 

市町村が定めている場合もありますので、この調査結果も完全に網羅できている訳ではありませんし、施設により規則を定めている場合もあります。私が知っている近所の温泉施設は「小学2年生まで」や「小学生未満」など規制がありました。国は「おおむね10歳」と定めているようなので、県条例で記述がない不明と書かれている県は、国の年齢を守る必要があります。

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適用除外

調べてわかったことですが、多くの条例では、「男女の混浴は禁止」と記載されていますが、貸切風呂を設ける場合は、対象外とする旨の記載も幾つか確認できました。例えば大阪府は、年齢に関しては記載がありませんでしたが、貸切風呂は条件を満たしている場合に限り問題ないと記載があります。

つまり条件にもよりますが、貸切風呂はOKみたいです。

 

結論

とりあえず、大分県内の条例では10歳になるまでは一緒に入浴できることがわかりました。しかし、娘をいつも男湯の大浴場に入浴させるかと問われると、私は条件が揃わない限り行うことはないでしょう。私が考える条件とは、甘いかもしれませんが「入浴する段階で、浴室内に誰もいないこと」「利用客が少ない施設であること」です。

 

今は「スマホ」と言うカメラを誰もが持ち歩いています。人が入浴しているにも関わらず、平気で浴槽の写真を撮影する方もいます。どこに危険が潜んでいるか全く分かりません。よって当然ですが男は男、女は女で分かれて入浴することが一番です。難しい場合は迷わず貸切風呂(家族風呂)を使いましょう。

 

とは言ったものの、家庭の事情もありますし、貸切風呂は大浴場と比べて高額です。私の限られたお小遣いで毎回貸切風呂を利用することは少しキツイです。60分2,000円の温泉に毎週行くと月8,000円!これは流石に抵抗があります。もし父親が自分の娘を男湯に連れて行く場合は、親は細心の注意を払い入浴を行う必要があるのかもしれません。(母親が息子を女湯に連れていく場合も同じですし、注意が必要な事は、わざわざ記載しなくても皆様分かっていると思います)

 

その様な事を考えている間に、娘もさらに成長し「父親と一緒に風呂に入りたくない」「父親と外出したくない」と言い出すのでしょう。県条例の10歳になる前に、成長の方が早いかもしれません。

 

その時は悲しむべきなのか、成長を喜ぶべきなのか。

いつまで一緒に湯巡りできるかなぁ。

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おまけ

少しずつ調べていたので、公開までに1ヶ月もかかってしまいました。調べている途中で辿り着きましたが、私の様に47都道府県を調べた方は、既に沢山いたようです。むしろ私は後発組でした。それにしても公衆浴場法は面白い。必要設備やら浴槽の大きさまで細かく規制されていました。

 

おわり

 

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