台風19号の被害に遭われた皆さまへ、お見舞い申し上げます。これ以上被害が広がらない事を、早く日常の生活が戻る事を、心より願っています。
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とある10月の晴れた休日に、大分県別府市の亀川温泉にある温泉施設「別府海浜砂湯」を利用しました。九州温泉巡り、別府八湯温泉道、共に87施設目として選択しました。(随分と施設を飛ばしておりますが、他の施設はまた後日ご紹介します)
もくじ
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別府海浜砂湯
砂湯は第一優先で!
海浜砂湯を利用する上でのポイントは、早めの受付だと思います。一度に利用できる人数も12人と限られている上、砂に埋もれている時間は15分と長めです。営業時間は8時30分からだったので、当日は私もその時間めがけて行きましたが、既に1時間待ちの状態でした。よって、利用する時は朝一番、遅くとも午前中には受付を済ませた方が良いと感じました。
もし1時間以上の待ち時間がある場合は、お食事や他の場所を観光しても良いと思いますが、1時間以内の場合は、敷地内で待っていて欲しいとのことです。
また、今回の混雑は、ラグビーの関係で観光客が多かった点も影響していたと思います。海外から観光で来られている方も多かったです。数日前にオールブラックスのメンバーも体験している点から、砂湯は別府でも現在ホットな温泉だと思います。
砂湯は足湯スペースもある
約50分程の待ち時間は、足湯に浸かりながら海を眺めて過ごしました。何もしない空白の時間ができて、それはそれで嬉しかったです。海を眺めながらボーっとする時間は大切です。
砂に埋もれてポカポカ
9時30分頃、とうとう番号を呼ばれて、改めて受付に向かいました。浴衣を受け取り、脱衣室へ向かいます。衣服を全て脱ぎ、素肌の上に浴衣を纏って屋外に出ます。もちろん下着も履いていません。下着から解き放たれた開放感が良いっすね。
タオルとiPhoneを預けて、指定された場所へ寝転びました。左腕から砂を掛けられましたが、ずしりと感じる砂の重みに身体が驚きますが、その重み(圧迫感)が次第に心地良く感じてきます。想像以上に重たいです。全身が埋まり、足先まで固定され、最後は首筋も枕の様に砂に固定されて出来上がりです。
天井と空しか見ることはできませんが、波の音が絶えず聞こえてきます。ポカポカ温かい砂は、まるでぬる湯に浸かっている様な感じです。又は日干しした、やや重めの羽毛布団に包まれている様な感じでしょうか。天気も良くて、青空が広がっています。
あぁ、気持ち良い。身体は当然ですが、心も穏やかになる様で、気分的にも良い感じです。まるで身体の中に溜まっていた負の感情が、砂で圧迫されて体外に押し出され、1/fゆらぎの波がそれを引き抜き、青空彼方へ消えていくような、爽快な感じがします。身体も温まるので、血行促進に繋がり、肩こりなどにも効果がありそうです。
心も身体も気持ち良くなって、次第に目を閉じてしまうのでした。
寒くなると温度管理が難しいというお話を聞きました。冷気で砂が冷めると、感じる温度も低くなるそうです。砂かけさんは、毎日何十人もの方に砂を載せ、砂の管理を行い、かなりの重労働で大変なお仕事だと思います。気持ちの良い砂湯を有り難うございました。
砂湯を行う前に、砂かけさんにiPhoneを預けていましたが、記念に砂湯中の私の様子を数枚撮ってくれました。そして私のiPhoneは、私が砂から出たときに汚れない様にビニール袋に包んで保管してくれており、その完ぺきな配慮に心がさらに温かくなります。
砂湯後は、シャワーで砂を落し、建物内にある浴槽で身体を清めて、湯から上がりました。私は別府の近所に住んでいますが、普通の温泉施設と比べて少し高額な料金と、待ち時間等で、なかなか利用できずにいましたが、終わってみると大満足な温泉施設でした。
別府海浜砂湯は別府を、いや大分県を代表する温泉施設だと思います。砂湯を経験できる場所は、日本でも限られていますので、別府にお越しの際は是非お立ち寄りの上、楽しんで頂きたいです。
別府海浜砂湯で癒された後は、88湯最後の温泉として、あの名湯へ向かうのでした。
別府海浜砂湯の基本情報
電話番号:0977-66-5737
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約15分
泉質:ナトリウム-塩化物泉
pH値:8.0
メタケイ酸:199mg
料金等の詳細は下記より
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2019.10入浴