とある晴れた休日に、大分県別府市の浜脇温泉エリアにある喫茶店に向かいました。別府八湯温泉道(2巡目)と九州温泉道の88ヵ所目の温泉に入浴します。
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当日は朝一番で「別府海浜砂湯」で存分に癒された後は、閑静な住宅街を進み、目的地へ到着しました。
もくじ
茶房たかさき
自動車を止め、マスターの高崎さんに軽く挨拶を行い店内に入りました。
「お食事と温泉に入りに来ました!」
茶房たかさきの湯は、喫茶を利用すると入浴することができる特殊な温泉です。日本全国から温泉通が集う喫茶店であり、まるで「聖地」の様な存在ですね。(個人的な感想です)
お食事でお腹を満たす!
当日の私は朝食を食べておらず、最初から朝食兼昼食を頂く予定で伺いました。席に座り、一通りメニューを眺めましたが、既に心の中は決まっています。ビーフシチューセット(サラダ、パン付)と食後に珈琲を注文しました。
奥からは、珈琲の良い香りが漂っています。待ち時間も楽しいものです。
まずはサラダがやってきました。サラダは、味のある葉も混ざっており、味に立体感を感じました。別府海浜砂湯で水分が無くなり乾いた身体にシャキシャキした野菜が染み渡ります。美味しい~!!
サラダを食べていると、山状に積まれたパンが運ばれてきました。一瞬「わぉ!多い!」と感じましたが、いざ一口食べると美味し過ぎて、1枚を一瞬で食べてしまいました。そのスピードに、自分が一番驚きました。全く多くない、いやもっと食べたい。
最後にビーフシチューが運ばれてきました。まろやか、優しい味のビーフシチューをパンと一緒に食べると、あっと言う間に食べ終えました。あまりの美味しさに、思わず「おかわり」と叫びたくなりますが、とりあえず食後のコーヒーを飲んで気持ちを落ち着かせます。
入浴して心を満たす!
珈琲で一息した後は、温泉道最後の温泉に浸かります。高崎さんに入浴したい旨を伝え、許可を頂きます。一度外に出て、浴室に向かいました。
浴槽は2槽に分断されており、大きい方はあつ湯、小さい方はぬる湯となっていました。まずは十分にかけ湯を行いますが、なかなか熱いです。入浴しても長く浸かることができないでしょう。しかし、この熱い温度が気持ち良い。身体中に染み渡る様な心地良さが最高です。加水は行いたくありません。
先程食べたビーフシチューの様に、柔らかくて優しい温泉です。pH値8.0より、弱アルカリ性単純温泉、美肌効果のある泉質です。メタケイ酸も豊富で嬉しいですね。壁面や扉に描かれている絵も素敵です。絵は、外の塀にも描かれています。
高崎さんは、別府八湯温泉道発足の第一人者です。九州温泉道も別府を真似されたと言われている点より、高崎さんが地域や町おこしにもたらした影響は、本当に凄いものだと思います。その高崎さんが管理している温泉で、2つの温泉道88湯を締めることができたことが、私は何より嬉しいです。
(本当は別府1巡目の締めも、茶房たかさきの湯で計画していましたが、当日は定休日で入浴できなかったので、やっと念願が叶いました。)
私が「特別」だと感じていた温泉は、温泉道の最後の温泉として、私の中でさらに「特別」な存在となりました。
茶房たかさきの基本情報
電話番号:0977-23-0592
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約20分
泉質:単純温泉
pH値:8.0
メタケイ酸:166.2mg
▽泉質について
現在大幅に変更中
その後のお話
茶房たかさきの湯に入浴後、九州温泉道の申請を、後日別府八湯温泉道の申請を行いました。九州温泉道は「第2053代 泉人」、別府八湯温泉道(2巡目)は、「第8771代 名人」とのことでした。沢山の素敵な温泉に出会った、素晴らしい旅でした。まだ私が出会った全ての温泉をご紹介できてはいませんが、順次公開していきますので、もうしばらくお待ち下さいませ。
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2019.10入浴