台風が接近しており、荒れ模様の9月の日曜日、大分県別府市の鉄輪温泉エリアにある宿泊施設「かなわ荘」を利用しました。
台風が良く通る九州に住んでいる影響か、進路と気圧や大きさを見ると、荒れ具合が大体わかりますので、当日は「まぁ大丈夫でしょう!」と思い、湯巡りを行いました。直前に「鉄輪むし湯」という少し特殊な温泉を利用して、身体はホカホカでしたが、かなわ荘にはその足で向かいます。
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かなわ荘には、広い駐車スペースがあります。天気も悪かったので、わざわざ歩かずに自動車で向かっても良かったのですが、雨降る鉄輪温泉もなかなか風情があって面白いものです。
湯煙と霧と雨が入り混じった白い鉄輪温泉の細い路地を進み、目的地に到着しました。雨が降ると、確かに海や山などの遠くの景色は楽しめませんが、その分「雨の街」という風景を楽しめます。
旅行の醍醐味かもしれませんね。特に鉄輪温泉街は面白く感じます。(私の場合は近所なので、旅行ではありませんが)しかし、滑りやすくなっていますので、注意して歩きましょう。
到着して、まずは一通り外観を楽しみます。景観条例の規制が厳しい鉄輪温泉のエリア内で、真っ赤な外観という点が面白い。別府市の景観条例が制定されてからは、新築される建物は強い色を広い面積に使うことができませんので、制定以前に建てられたものと推測しました。(詳細は不明です)
しかし、素敵です。真っ赤な建物など、滅多にお目に掛かれません。これが「ハイカラ」と言うものでしょうか。インパクトもありますし、歴史や懐かしさも感じます。そして、期待に胸が膨らむアプローチ!玄関を入ると、それが間違いではないことを感じるでしょう。レトロで素敵な空間が広がっています。
受付を行い、別府八湯温泉道と九州温泉道のスタンプを頂きました。当日は台風接近による大雨の影響で、露天風呂は入浴できず、内湯に通されました。浴室までの経路も、レトロな様子に胸がキュンとします。中も外も素晴らしい。
内湯は、浴槽が1槽あるのみです。奥に蒸し湯スペースもありましたが、数十分前に「鉄輪むし湯」で十分に茹で蛸になっていますので、今回は入室しませんでした。温泉の温度は、適温です。しかし、既に火照っていた身体には熱かったです。長く浸からずに、何度も休憩を挟みながら、じっくり身体に馴染ませるように入浴を行いました。
浴室の内装も面白い。壁面には竹が使用されており、天井にも竹?いや、竹の模様の様な模様が入っているパネル状のものが敷き詰められています。とにかく内装に、拘っています。
泉質は「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」です。美肌効果があって、しっとり保湿できる嬉しい温泉です。柔らかくて、心地良い温泉でした。次回は露天風呂も利用してみたいです。
かなわ荘の基本情報
電話番号:0977-66-0742
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約7分
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
その他詳細は下記URLよりご確認下さい。
最後に、現在日本列島にとても強い台風が接近しています。今回の台風は怖いです。前回被害があった地域をピンポイントで狙うとは、まるで傷口に塩を塗る様な、嫌らしい性格をした台風に思えてなりません。本当に被害が出ないことを、最小限で済むことを、心から祈るばかりです。
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2019.09入浴