知人より北海道産の美味しそうなジャガイモを沢山頂き、妻より地獄蒸しを行いたいと相談を受けました。よって今回の週末温泉のコンセプトは、「地獄蒸しができる温泉施設」です。
この時点で候補はかなり絞られます。そして、大分県別府市にある温泉施設「五湯苑(ごとうえん)」の温泉を選択しました。(今回の内容は、入浴より地獄蒸しがメインとなります。)
もくじ
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最初に調理
別府市には8ヵ所の温泉地がありますが、五湯苑はその中の「堀田温泉」のエリアにある温泉施設です。敷地内にはいくつかの浴室が点在しており、その全てが貸切風呂となっています。地獄窯は受付の近所に設けられており、温泉利用者は+200円で利用できます。
地獄蒸しでは、イモ類は30~35分程度の蒸し時間が必要だと言われている為、今回は蒸している間に温泉を利用します。
なお、施設により記載されている時間は異なります。私は噴気の温度などが関係していると思っておりますが、実際そこまで意識したことはありませんので詳細は不明。また施設のオーナー様の経験によるものなのか。とりあえず施設に大よその目安時間が掲示されていますので、地獄蒸しの前に確認を行った方が良いと思います。
まずは受付にて料金を支払い、先に食材を地獄窯にセットします。調理と言っても地獄窯に食材を置くだけなので、今回は長女にセットしてもらいました。土などの最低限の汚れを落とし、ザルの上に食材を並べます。ザルに結びつけられた紐の頂点を吊るす様に持ち、窯の中にゆっくり設置します。持っていた紐は、窯の中に落としてしまった場合、食材を引き上げる時に大変困ります。以上より窯の縁と蓋で固定する様に蓋をすることが大切です。
ちなみに食材によっては蒸し過ぎてNGになってしまうものもあります。当然ですが短時間で仕上がるもの、温泉から出た後に蒸した方が良いものがありますので、臨機応変に窯を使いましょう。私は一度アスパラを蒸し過ぎて、失敗した経験があります。
調理中に入浴
さて、温泉に浸かります。もう一度受付に戻り、管理人にこれから温泉を利用したい旨を伝えます。利用可能な室を教えてもらい、浴室に向かいました。
敷地内には浴室が点在しており、全て露天風呂、そして全て貸切風呂となっています。仄かに香る硫黄泉が、岩の浴槽にたっぷりと溜められています。家族4人で浸かるには広すぎる浴槽で、ゆったり過ごすことができました。温度の調節も行いやすくて利用しやすい。湯上り後は、肌もスベスベに仕上がります。
できたかな?
湯上り後は事前にセットした地獄窯まで戻りました。蓋を開けると噴気が舞い上がります。窯の外に垂らしておいた紐を持ち上げて、イモを回収します。イモ類ですから竹串などで中まで火が通っているか確かめても良いかもしれませんが、1時間近く蒸していますので、大丈夫だと判断しました。
蒸し上がったイモは、熱くて素手で持つことが困難です。それを娘たちと「熱い!!」と騒ぎながら保温バックに詰め込みます。トングなどを使えば良いのでしょうけど、娘と熱いと騒ぐことが本当は少し楽しいのです。
そして帰宅。
え〜!?その場で食べないの!?
と、皆さん思われたかもしれません。もちろんその場で食べても良いのですが、運転手である私はビールが飲めませんし、飲みたいし。
保温バックに詰めていた影響もあり、帰宅してもジャガイモは熱くて素手で持つことが困難でした。
まずはシンプルに塩を、次は本命バターを、次はアウトドアスパイス「ほりにし」振りかけて、美味しく頂きました。
そしてビールをクイっと!!
はぁ!やめられないねぇ〜
五湯苑の基本情報
電話番号:090-5742-0083
アクセス:東九州自動車道「別府IC」より、約3分
泉質:単純硫黄泉
pH値:6.1
メタケイ酸:73.2mg
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2021.11入浴