おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

2時間だけのぶらり湯巡り!隙間時間で感じた泉都「別府」

源泉数・湧出量共に全国第一位の温泉都市「別府」。

市内には、沢山の共同浴場が点在しています。

その数は、なんとコンビニ以上。

 

別府市の方々にとって、生活習慣である「入浴」を共同浴場で行っている以上、共同浴場は日常の存在です。

そして地域で共有・運営している施設の為、公民館の様な存在でもあります。

実際に「1階が温泉」「2階が公民館」と、温泉に公民館が併設されている施設も多い。

 

この地域性や日常に温泉があるという環境は、凄く素敵だと思います。

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2月25~26日に、別府市にて温泉観光実践士の講義があったので参加しました。

講義の内容は細かく書きませんが、2日間とも大変有意義な時間でしたし、良い刺激を受けました。

 

山と温泉が両方好きな私は、飯出敏夫様の著書「温泉百名山」をご本人から直接購入できた点も嬉しかった。

サインまで頂きました。


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私は3回目の受講となりましたので、「温泉観光管理士」という認定証を頂きました。回数を重ねるごとに肩書も変化します。

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15時に講義が終了、18時からの懇親会まで時間がありました。

当然ぶらり湯巡りを行います。

 

もくじ

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今回のコンセプト

今回の湯巡りのコンセプトは、「駐車場が無い共同浴場」です。

地域の方々にとって、歩いて行ける距離にある温泉に、駐車場は不要。

しかし市外の方にとっては、少し巡り辛いポイントでもあります。

 

今回はその様な温泉を選びました。

 

今回の制限

2時間だけの湯巡り

18時開始の懇親会には、余裕を持って参加したかった。

ゆっくり休憩する時間も欲しいと思っていましたので、17時にホテルに戻ることを心掛けました。

よって湯巡りの制限時間は2時間とします。

 

1湯30分のペース

温泉道の追い込み等であれば話は別ですが、あまり急いでも疲れるだけ。

のんびり街並みを眺めながらぶらぶら歩くのも一興。

よって1湯30分(移動込み)のペースで巡ることを心掛けました。

 

湯巡り開始

15:05

会場である亀の井ホテルを出発し、浜脇方面へ向かいました。

日豊本線の高架下付近を歩いて、浜脇温泉エリアへ向かいました。

当日の候補でもある此花温泉の前も通りましたが、湯冷めを考慮して遠い場所から入浴したい。

 

朝見神社方面に進み、住宅街を進みます。

「ここの交差点だったかな?いや、もう一つ先か」

と記憶を頼りに進み、到着しました。

 

一湯目 浜脇温泉 山田温泉

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平屋建ての小さな小屋の雰囲気が好きな温泉です。

地元の方が2名入浴中。

当日はかなり寒い日だった為、その分熱く感じます。

十分に掛け湯を行って、身体を湯に慣らします。

そして入浴。良質で熱めの温泉のお陰で、身体はすぐに温まりました。

壁に描かれた絵も素敵です。

 

過去記事はこちら。

www.kakenagashi.site

 

15:30

次の温泉は、すぐ側にあります。身体は汗が出るほど熱いですが、外気が良い具合に冷ましてくれます。山田温泉を出て、3分も経たずに次の温泉に到着しました。

 

二湯目 浜脇温泉 八幡温泉

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中に入ると、湯けむりで真っ白な状態でした。

地元の方が3名入浴中。

その中にお邪魔しました。良い湯です。

八幡温泉は、少し高めに感じる浴槽の縁が気に入っています。

浴槽が少し深い為、その分縁が高く感じるのかな。

(正確に計測した訳ではありませんので、私の感覚だけの話となります。)

八幡温泉の浴槽の縁は私の頭の付け根に良い具合にフィットします。

身体の力を抜くと、水中でふわりと身体が浮き、ゆったりリラックスできます。

 

ちなみに別府市のローカルマナーですが、浴槽の縁は頭を置く場所です。

よって座ってはいけません。

 

15:50

温泉から出ると、外は土砂降りでした。

これは想定外。

番台さんは私に傘を貸すと声を掛けてくれましたが、翌日に返却に来る時間が無かったので、しばらく雨宿りを行いました。

幸いにも、天気予報によると数十分後には止むとのこと。

その間、男湯に傘を届けに来る奥様が2名いました。

別府らしい光景だと思います。

 

16:10

雨が小雨になったので、次の温泉へ向かいました。

こちらも徒歩3分で到着です。

 

三湯目 浜脇温泉 朝見温泉

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浴室内では、仲の良い祖父と孫が背中を流しあっていました。

お子様もやや熱めの温泉に浸かれるところが凄いですね。

浴室には、富士山が描かれています。

 

 

16:40

朝見温泉を出る頃には、雨は上がっていました。

さて、最後の温泉は行きに前を通過したあの温泉を目指します。

 

四湯目 別府温泉 此花温泉

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建物の裏に隠れる様に建てられている温泉です。

数年前に火災で焼失して再建された建物であり、他の施設と比べると、まだ新しさを感じます。

浴室では、途切れることなく利用者が来て常に3人は浴槽に浸かっている状態でした。

しかし湯温が程よくて、いつまでも浸かっていたいと感じてしまいます。

「今日は早いな」

「休みじゃからな」

と常連さん通しの会話も弾んでいました。

 

亀の井ホテルへと戻ります。

戻る途中に温泉道の湯巡りを行う先輩方とすれ違いました。

「隙間時間に湯巡り」は、私たち温泉好きの中では当然の行動の様ですね。

 

17:10

ホテル到着。

 

まとめ

本当は、蓮田温泉と東蓮田温泉、たかさきの湯なども利用したかったところですが、疲れてはいけないと思い自重しました。

 

今回は巡った場所は、観光地ではありません。

住宅街の中を歩いた訳ですが、別府らしい光景を幾つも見た様な気がします。

・傘を届けに来る奥様たち

・背中を流しあう祖父と孫

・常連さんの会話

・湯巡り中の方にすれ違う

 

ちなみに、私が書いた「温泉道」や「別府市の湯巡り」は「別府八湯温泉道」の事を指します。

別府市の温泉施設88ヵ所に入浴してスタンプを集めると、名人になることができます。

私はまだ2巡しか達成できていませんが、温泉好きの先輩方は、何度も何度も達成しています。

スタンプ帳である「スパポート」は、別府市観光協会や、別府駅で購入可能です。

初めての方は、ガイド本があれば便利ですよ。

 

 

最後に凄いこと。

今回入浴した温泉は、全て入浴料が100円です。

(料金は、2023年2月の情報)

 

4湯浸かって400円しか利用していない。

素晴らしい、そして本当に有り難い。

共同浴場は、公民館と同じように地元の方が管理している温泉です。

地域の皆様にも感謝です。

 

日々の健康は、週末の温泉から。

 

改めて別府と温泉が好きになった2時間でした。

 

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2023.02入浴

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