岡山県倉敷市には私の登山の師匠が住んでおり、私が大学生の頃に初めて倉敷市に寄った際、その方が連れて行ってくれた思い出の温泉施設があります。当時は温泉に詳しくなく、ただ塩っぽいという感想しかありませんでした。しかし今は改めてこちらの湯の凄さを実感しています。
今年の元旦、その思い出の温泉施設を利用しました。
岡山県倉敷市玉島の新倉敷駅の近くです。国道2号線のバイパス沿い(高架下)に建っています。マルナカが併設され、その外観はスーパー銭湯の様です。
玄関を入り靴箱に靴を収納、その靴箱の鍵が受付にてロッカーの鍵と交換になります。券売機で券を購入し受付に向かいます。大人は通常900円ですが、JAF会員は200円の割引がありました。私は会員ですので割引価格です。得しました!
妻と娘は女湯へ、私は男湯へと別れて入ります。
浴室はスーパー銭湯のようで、広い内湯の他にジェットバスやサウナ、露天風呂も完備しています。そして元旦にも関わらず人が多い。つまり元旦でも通いたくなる温泉施設ということです。
その魅力は間違いなく泉質でしょう。泉質名は「含放射能ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉」です。ここでこのブログ初の放射能泉の登場です。含放射能は放射能が含まれていることを意味しますが、身体に害はありません。放射能泉は「万病の湯」とも呼ばれ、特に痛風やリウマチなどに効果があります。ちなみに大分県には放射能泉はないそうです。
そしてこちらの湯の最大の特徴は食塩泉です。西日本随一の強食塩泉を誇っています。私が入浴したことのある食塩泉の中でも一番の塩っ気です。
湯が唇に触れるとその味は海水そのもの。美味い塩加減を通り越しています。露天風呂の浴槽の岩には白い温泉の成分がこびり付いていました。塩かカルシウムか、凝固してとにかく硬かったです。女湯では娘が浴槽内で足を滑らせ転倒したそうです。その際に温泉が口に入ったのか、入浴後に「おふろ、しょっぱかったよ」と私に一生懸命説明していました。3歳児でも印象に残る温泉みたいです。
強食塩泉だけありコーティング効果も強いです。入浴直後は海水浴の後のようなベタつきがありますが、時間が経つにつれ違和感もなくなり、温泉により守られている感じが優しく伝わってくるのでした。もちろん冬には嬉しい保温効果もあります。
概要
施設:天然美肌温泉 満天の湯
泉質:含放射能ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉
料金:大人900円
▼泉質はコチラ
立地も便利です。国道2号線のバイパス沿い、高速のICも近い、新幹線の止まる駅も近いです。倉敷市は適度な大きさで、交通の便も良く、拠点となる立地で、住みやすい街ですから気に入っています。私は1年程度住んだ事がありますが、本当に便利な街でした。
2017.01.01入浴