おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【別府市】鉄輪温泉 癒しの宿 彩葉~力強い泉質と後味残る肌触り

別府八湯のひとつ鉄輪温泉は多くの施設が素晴らしい保湿力と保温力の湯を持っています。その施設のひとつ「癒しの宿 彩葉」の立ち寄り湯を利用しました。

こちらの施設はもちろん宿泊も可能です。敷地内には別棟で宿泊スペースが点在している為、プライベート重視で楽しむ事ができそうです。また全室に温泉があるのは大変魅力的!食事なしの素泊まり形式という方式も自分の時間で自由に過ごす事ができます。鉄輪温泉は湯治で栄えた温泉地の為、宿は素泊まり形式のものが多かったようです。昔の鉄輪温泉の名残りを新しく生まれ変わらせた様な施設ですね。

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彩葉の世界観に浸りながら敷地内を歩き脱衣室へ向かいます。脱衣室と浴室の間には大きな窓ガラスが使われており、脱衣室はその空間以上の開放感がありました。湯の温度を確かめて入浴する様に促す張り紙や温泉分析表も脱衣室に掲示されております。タオルも用意されていました。

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内湯と露天風呂は一体の空間となっており、その境は湯船に仕切りがあるのみです。洗い場は内湯スペースに2ヶ所、露天風呂スペースに2ヶ所、計4ヶ所ありました。さーて、いざ入浴です。まずは十分にかけ湯を行い内湯にゆっくり浸かります。内湯は適温ですね。ゆっくり肩まで浸かり天井を仰ぎ見ます。屋根は塩ビ波型の簡易屋根を使っており日光を通します。その下に設置している簾が日光を適度に遮り、光が零れ落ちる様な優しい雰囲気を出していました。

 

前方を見ると露天風呂の一番奥からドバドバと湯が溢れ出ています。その勢いの凄さに興味を持ち、露天風呂へ向かいました。そして敷居を越えた瞬間「ぅあっちゃ!!」あまりの熱さにビックリし、飛び上がってしまいました。

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湯の温度が全く違います!内湯と露天風呂の温度差と、想定していなかった温度に不意を突かれ、熱さは実際の温度以上の体感温度となって私を襲ってきました。これは激アツです。ふと脱衣室に貼られてあった"湯の温度をお確かめの上〜"という注意書きが頭に浮かびました。この事を言っていたのかと笑いが溢れます。

浴室には2本の湯かき棒が用意されており、露天風呂の湯をかき混ぜると入浴できるようになりました。実際に熱かったのは水面部分のみだったようです。さて、乱れた息を整え、改めて露天風呂に肩まで浸かります。この激アツな湯は身体全身に染み渡り、肌をチクチク刺激してきます。この熱さが心地良い。満足感と幸福感が押し寄せてきます。エクセレント!

 

露天風呂では湯に浸かっている間は動きを最小限に抑えなければなりません。少しでも湯をかき混ぜると体感温度が上がってしまいます。しかし奥からドバドバ流れ出る湯は、適温の湯をすぐに熱湯に戻してしまいます。圧倒的な湯量、そして別府クオリティのあつ湯に感動しました。

 

露天風呂と内湯を交互に入浴して楽しみました。入浴をしているとすぐに肌の変化に気づきます。肌がツルツルになっているのです。泉質は「酸性ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉」です。硫酸塩泉は三大美肌泉質のひとつに数えられており、皮膚に皮膜をつくり「しっとりツルツル肌」に仕上げてくれます。そして塩化物泉は保温保湿効果でその肌をコーティングします。湯上り後に大粒の汗が止まらない程の保温効果があります。そしてこの肌の質感と湯の心地良さの名残りは次の日まで続いていました。湯上り後の身体からほのかに香る鉄輪温泉独特の金気臭も、何度もその温泉の個性を私に思い返してくれます。メタケイ酸も多めに含まれています。

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酸性泉とあつ湯の影響でしょうか、心から「あ〜入った〜!」と実感できる温泉でした。当日の私はもう一軒温泉を巡ろうと考えていましたが、この施設一湯のみで満足してしまいました。その力と勢いがある名湯です。ゆっくりと疲れを癒し、温泉からパワーをもらうことができました。

 

概要

施設名:癒しの宿 彩葉

住所:大分県別府市鉄輪上6組

泉質:酸性ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉

pH値:3.0

メタケイ酸:274.4

利用時間:10時〜16時

料金:大人300円

 

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2017.03入浴

 

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