九州の秘湯、知る人ぞ知る温泉地「黒川温泉」は、大分県と熊本県の県境の熊本県側にあります。川に沿って温泉街が建ち並び、静かに栄えている様子が、なんとも奥ゆかしい素敵な温泉地です。
今回私が立ち寄った「お宿華坊」は、その様な温泉街から離れたさらに静かな場所に建っています。国道442号線から施設の案内に従い細道を進むと、駐車場に辿り着きました。そしてその脇には清流が流れており、清流と木陰の奥に落ち着いた色彩の建物が、隠れる様に建っていました。
スポンサーリンク
その静かで美しい佇まいに胸がキュンっとしてしまいます。一目惚れといった感じです。駐車場は2か所あるようで、宿泊者は上へ、日帰り客は下へと案内があります。自動車を止めて、清流の流れを楽しみながら玄関へ向かいました。
受付棟で料金を支払い、九州温泉道のスタンプを頂きます。その後一度建物の外へ出て、回廊い従い、敷地内を下へ進みます。
今回は大浴場を利用しました。脱衣室には貴重品BOXも設置されています。使用料金は100円ですが、返却式である点が使用する側としては嬉しい。脱衣室の窓からは、見事な露天風呂を眺めることができ、期待に胸を弾ませながら服を脱ぎました。
さて、まずは内湯です。こちらも雰囲気のある落ち着いた空間で、湯口の部分には析出物がこびり付いています。十分にかけ湯を行い入浴すると、入浴できないレベルではありませんが、まだ湯に慣れていない身体には少し熱めに感じました。と言っても、浸かれば適温、42度程度でしょうか。
露天風呂は、内湯から行くことができます。ドアを開くとすぐに階段がありますので、足を踏み外さないよう気を付けながら進みましょう。手摺も設置されています。露天風呂の浴槽に足を突っ込むと、温泉は想像していた温度より高めの温度だった為、少し驚きました。
通常外気に晒されている露天風呂は、湯温が低くなりがちですが、華坊さんの露天風呂は、内湯と同じ位の高温でした。しっかり温度管理されている点が、この様子からも伝わってきて、嬉しく感じました。
半身浴と全身浴を繰り返しながら、まったりと露天風呂を楽しみました。清流の音が、日々の心の疲れを流してしまうような居心地の良さもあります。非日常の居心地の良い空間で過ごすひと時、これが転地効果というものかもしれませんね。
泉質は「塩化物泉」と「炭酸水素塩泉」の要素がある、シャンプーinリンスの様な、お得な泉質です。炭酸水素塩泉で美肌効果を得て、塩化物泉で保温保湿できます。
それにしても、この秘境温泉を見たときは、自分だけの秘密基地を見つけたような、童心に返るような嬉しい気持ちになりました。素敵なお宿です。今度は家族と一緒に利用したいものです。
七滝温泉 お宿華坊の基本情報
電話番号:0967-44-0455
アクセス:大分自動車道「湯布院IC」より、自動車で約60分
泉質:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
▽泉質はこちら
▽公式HPはこちら
スポンサーリンク
2019.03入浴