とある肌寒い休日のお昼頃、大分県の名峰「九重山」を下山した私は「下山後の温泉」を決行します。下山中はずっと温泉について考えていました。登山口がある長者原付近にも素晴らしい温泉はありますが、普段足を運ばない温泉地について考えた結果、筌ノ口温泉(うけのくち温泉)に行くこととしました。
普段私が選択する温泉は、大分市から自動車で1時間程度で辿り着ける施設を中心に選んでいます。4歳の娘も一緒に連れて行く為、長時間の移動が耐えられなくて、機嫌が悪くなることを避ける為です。
スポンサーリンク
さて筌ノ口温泉と言えば「新清館」と「山里の湯」などが有名です。その2湯は九州温泉道にも指定されています。とりあえず、まずは新清館へ向かうこととしました。初めての利用です。長者原登山口から自動車で約10分で目的地に到着します。外観は威風堂々としており、趣を感じます。新清館の隣には共同浴場もありますが、それはまた次の機会にとっておきます。
玄関を入ると、左の下足入れ上部に温泉分析表があります。中身を読んでみると、泉質名は「ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」とのこと。pH値は6.6の中性で、メタケイ酸は211.1mgも含まれています。そして遊離炭酸が750mgもあり、隠れ炭酸泉と言えるべき温泉です。
料金を支払い九州温泉道のスタンプを頂きます。一旦外に出て小道を進むと、見えてくる温泉にテンションが上がります。
木々の間から、黄色の温泉が見え隠れしているのです。
急いで近づくと、目の前には真っ黄色の温泉と広々とした開放的な露天風呂があり、さらに独泉状態でした。湯口から大量に注がれている温泉にも感動を覚えます。いや~これは贅沢だ!
この景色、この温泉、どこかで見たことがあります。
そうです。大分県のPR動画「シンフロ」に登場した温泉です。
思わずあのシーンが目に浮かびます。
私が利用した日が、4月にも関わらず氷点下に近い気温だった影響か、湯温は少し低めに感じました。空気に触れている面積が多い影響もあったと思います。湯口から注がれている温泉は熱めだったので、終始その付近で過ごしました。周囲を眺めると緑の木々の中に、赤や白の花が良い具合にアクセントを加えており、こまめに手入れされている様子を感じました。
あ~贅沢すぎます。肌もスベスベになる美人の湯で、疲れた身体を労わってあげることができました。
温泉は女湯と混浴に分かれています。また、貸切風呂もあるとのことですが、いつか宿泊で利用してみたい旅館です。夏は冷房要らずの施設らしいです。皆様にオススメしたい、好きな温泉がまた一つ増えました。
<新清館の基本情報>
電話番号:0973-79-2131
泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
pH値:6.6
メタケイ酸:211.1mg
遊離炭酸:750mg
▼泉質はこちら
▼公式HPはこちら
スポンサーリンク
2018.04入浴