2019年4月29日に宮崎県えびの市の白鳥温泉にある温泉施設「下湯」に入浴しました。
前日は霧島山の登山を行い、その後8湯に入浴、当日は朝から湯巡りを行い6湯目の温泉として、前日から数えて14湯目の温泉として利用しました。
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霧島山の登山口があるえびの高原は、硫黄山が噴火した影響で、通行不可になった道路があります。私は前日にえびの高原まで行きましたが、その道が通行止めになった関係で、私は迂回して県道30号線を通り、白鳥温泉側からえびの高原へ向かいました。よって、白鳥温泉の前を通るのは2度目となります。
さて、現地に到着しましたが、雨が凄い。外観写真を撮るのも一苦労です。外観はログハウス調の建物です。室内には軽食を行えるスペースもありましたので、こちらで昼食を行っても良かったかもしれませんが、その時の私は食事より温泉でした。
雨が降っており視界が悪かった為、施設全体を把握することができませんでしたが、建物は幾つかの棟に分けられており、それを回廊が繋いでいます。そして敷地内は斜面があり、建物はその斜面に沿って建てられている様な気がしました。
脱衣室の中に入ると、浴室は下部にある様で、脱衣室内に設けられた窓から浴室内を眺めることができます。浴槽へは、まず階段を下りて向かいますが、とても広々とした浴槽で、どこに浸かろうか悩んでしまいます。嬉しい悩みというものです。とりあえず浴室出入口に一番近い場所に入浴しました。
温泉に浸かると、瞬時に「お、これは硫酸塩泉が強い」と感じました。塩化物泉とは異なる身体に纏わりつく感覚から判断しましたが、入浴後に温泉分析表を確認してみたところ、泉質名は「単純温泉」と記載されています。
しかし、溶存物質量(ガス成分を除く)の数値が971g/kgと1000に近く、硫酸イオンが80.68ミニバルという点より、ほぼ硫酸塩泉と言っても過言ではない泉質です。温泉ソムリエの講習でも「隠れ泉質」と表現していました。アンモニウムイオンが多めな点も、面白いと感じました。単純温泉は奥が深いです。
露天風呂もありますが、雨が降っていた為、今回はほぼ内湯にて過ごしました。脱衣室の下にあたる部分にも浴槽があり、遊び心が感じられる温泉です。広々とした内湯に浸かっていると、贅沢な気分になってしまいます。地元の方々も沢山利用されており、地域に根付いた温泉であることを感じました。
浴室の風景は、下記ホームページよりご確認下さい。
白鳥温泉下湯の基本情報
住所:宮崎県えびの市大字末永
TEL:0984-33-3611
アクセス:九州自動車道「えびのIC」より自動車で20分
泉質:単純温泉
pH値:4.4
メタケイ酸:38.4mg
営業時間:7時~20時
料金:大人310円/小学生210円
▽泉質はコチラ
▽公式HPはこちら
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2019.04入浴