2019年9月8日に「長崎県~佐賀県~福岡県」の日帰り湯巡りを行い、3湯目の温泉として佐賀県佐賀市の熊の川温泉「元湯」に入浴しました。
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長崎自動車道の「佐賀大和IC」から高速道路を出て、市街地とは反対方向へ進むと辿り着く温泉地です。市街地からそれほど距離も離れていない為、佐賀市民の方々にとっては、利用しやすそうな印象を受けました。
熊の川温泉の路地に入り、徐行しながら進むと、交差点付近に元湯の駐車場がありました。駐車場から建物までは徒歩約100mとのこと。最後は荷物を持って、徒歩で進みます。すると、すぐに趣のある建物と看板が見えてきます。
9月8日に入浴する4ヵ所目の目的地、熊の川温泉「元湯」
「元湯」と名が付く温泉は、各地で良く見かけます。杖立温泉、博多温泉、武雄温泉、平山温泉、湯山温泉、人吉温泉・・・。元湯とは、簡単に説明すると源泉があることを示しているらしいので、新鮮で泉質重視で温泉を選ばれる場合は、「元湯」と名が付く施設を選ばれると間違いが少ないかもしれませんね。
広い玄関を入り、券売機で券を購入。受付に提出して、温泉道のスタンプを頂きました。九州温泉道のスタンプ帳も販売されておりましたので、2巡目用として1冊購入しました。
料金は少し変則的。700円と少し高額ですが、15時以降に受付を行うと500円、17時以降になると300円と、段階を踏んで安くなります。私たちが到着した時間は14時40分。ギリギリ700円の時間帯でしたが、湯巡り全体の行程を考えると仕方がありません。これも概ね計画通りですが、少し複雑な気持ちになりました。15時前なので、利用者も少なく、ゆったりできるという狙いもありました。
券売機の上に、温泉分析が記載された看板があります。泉質は「アルカリ性単純弱放射能温泉」と記載されており、泉温は30.8℃しかありません。ここで「放射能泉」という希少泉質が出てきました。温泉ソムリエ講座では、多くの症状の改善に期待できる点より「万病の湯」と教えてもらいました。
浴室内には3つの浴槽がありました。奥は大きな窓が設けられており、すぐ下に川が流れています。室内側の小さい浴槽が一番熱く、窓に面している2つの浴槽はぬるめ。特に浴槽の底に湯口がある方は、冷たい位でした。源泉温度は30℃なので、この冷たい方が源泉で間違いないでしょう。放射能泉は、気化しやすいと言われていますので、上からドバドバ注ぐゆりも、湯船の中に直接入れる方が、泉質が損なわれずに良いと思います。
「冷たい」と言っても、キンキンに冷えている訳ではないので、構えなくても大丈夫です。すぐに身体に馴染み、とても心地良い。特に暑い日は最高です!私が利用した日は、気温が35℃を越えていましたので、このひんやりとした温泉が天国の様に感じました。私の中の「暑い夏に浸かりたい、冷たい温泉ランキング」を一気に駆け上がっていきます。
元湯の常連さんの中には、開店時に来て、夜までずっと浸かる方もいるそうです。
ちなみに「温泉」とは、25℃以上のものを指し、25℃未満のものは「冷鉱泉」と区別されています。元湯の温度は低いですが、30℃以上ありますので温泉の扱いです。(ただし、冷鉱泉でも成分が一定以上含まれていると、温泉の扱いになります)
15時を過ぎると人も増えてきました。次の温泉の予定もありましたので、時間ギリギリまで冷たい温泉に浸かり、湯巡りで熱くなった身体を冷ますことができました。
熊の川温泉 元湯の基本情報
電話番号:0952-63-0021
アクセス:長崎自動車道「佐賀大和」より、自動車で約15分
pH値:9.2
メタケイ酸:39.6mg
営業時間:9時~20時30分
料金:大人700~300円
▽泉質はこちら
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2019.09入浴