2019年4月29日に霧島山周辺の湯巡りを行い、宮崎県えびの市白鳥温泉にある「上湯」に入浴しました。28日は霧島山に登り、下山後に8湯に入浴、29日は朝から湯巡りを行い7湯目の温泉として、前日から数えて15湯目の温泉として利用しました。
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本施設の名称は「上湯」となっています。上があれば当然「下湯」も存在します。当日は経路の都合上先に下湯に入浴して、上湯まで行きました。
今回利用した際に感じた私の勝手なイメージですが、下湯は地元の方が多くて、上湯は観光客など少し遠方から来られた方が多い様に感じました。実際に上湯は素晴らしい景色が楽しめる絶景露天風呂と謳われており、お子様連れの利用者が多かったと思います。しかし、当日は土砂降りの雨です。残念ながら景色は諦めます。
また、以前ご紹介した南州館と同様に、西郷隆盛に所縁のある温泉だったとのことです。所縁のある温泉が沢山ある点より、西郷さんは温泉好きだったみたいですね。親近感が湧いてきます。
現地に到着すると、駐車場は幾つかあるようでしたが、一番出入口に近い部分に止めることができました。雨が降っていた為有り難いと感じながら、駆け足で建物内に入り、受付のある2階へ向かいます。受付を含むホール部分には、大きな窓が設けられており、素晴らしい景色を眺めることができるようになっていました。しかし、当日は(以下略)
浴室には、内湯と露天風呂がありました。内湯は利用者が沢山いましたので、変則的ですが、十分にかけ湯した後、先に露天風呂へ向かいました。屋根が設けられている部分へ行き、雨を凌ぎながら浸かりました。
温泉は、長湯したくなる位の温度で適温で、肌触りよりpH値は低いように感じました。温泉の色は、少し茶系の色が含まれています。
それにしても景色は残念です(しつこいですが)。しかし、それもまた一興。真っ白のガスっている状態で、山にいることなど滅多にありません。登山では稀に仕方がなく経験しますが、好んで雨の日に登る方など、限りなく少数派のはずです。登山でも敬遠するような日に、山の中にいるのですから、面白い体験ができると思います。
また、霧は天然の低温ミストサウナで、肌に保湿効果を得ることができると考えると、視界不良も悪いとは思えなくなります。
最後に内湯に浸かり、温泉の名残り惜しむように楽しみました。その際に湯口の温泉を口に含むと、渋い刺激が口の中に広がります。味はありませんが、それはレモンのしぼり汁の様な刺激です。pH値が低い事、そしてそれが酸性泉であることが確信に変わりました。
敷地内の遊歩道を徒歩5分登っていくと、白鳥温泉の源泉でもある噴気が立ち込める温泉地獄があるそうです。子どもが大きくなったら、観光も兼ねて連れてきても良いかもしれませんね。
白鳥温泉 上湯の基本情報
住所:宮崎県えびの市末永1470
TEL:0984-33-1104
アクセス:九州自動車道「えびのIC」より、自動車で約20分
泉質:単純酸性泉
pH値:3.8
メタケイ酸:63.7mg
営業時間:8時~20時
定休日:第一火曜日
料金:大人310円/小学生210円
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2019.04入浴