とある晴れた3月の休日に、大分県別府市の別府温泉エリアにある共同浴場「上ノ温泉」に入浴しました。
もくじ
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別府中心部の共同浴場
上ノ温泉は、別府市役所やビーコンプラザなどが面している通り「富士見通り」沿いにある共同浴場です。別府市の中心部に建てられていますが、周囲の建物と比べると規模が小さいので、見落としがちになってしまいます。私も最近になって上ノ温泉の存在を知りました。
上ノ温泉には、駐車場がありませんが、付近に60分無料で利用できる別府公園の駐車場があります。入浴に60分もかかりませんので、有り難く利用しました。駐車場から温泉までは、徒歩で5分もかかりません。
建物の中央に細い通路があり、通路の中央付近に管理人室があります。料金の100円を筒の中に入れて、男湯の浴室に向かいました。
この立地でまさかの酸性泉
通路には、温泉分析表が掲示されています。泉質は「酸性-ナトリウム-塩化物泉」とのこと。この地域で酸性泉に出会ったことに驚きます。そして「酸性」と「食塩泉」というキーワードでハッと思い出しました。昨年の温泉まつりで入浴した、近所の「野口中央温泉」も「酸性-ナトリウム-塩化物泉」だったはず。過去の記録を振り返ってみると、野口中央温泉の源泉は「山手温泉」と記載があり、上ノ温泉と同じです。つまり、同じ温泉ということです。
以前も似た様な感想を書いていますね。
浴室は、脱衣室と一体となった空間で、桶も常備されています。共同浴場なので、アメニティは設けられていません。男湯は、大通りに面している側なので、自動車が行き交う音が聞こえてきます。一通り写真を撮り、入浴しました。周囲の単純温泉とはやはり違います。
湯口の温泉をすくって温泉の味を確認しましたが、唇の皺が一瞬で増える様な、レモンの様な渋みを感じます。酸性泉で間違いありませんが、温泉は刺激が強い印象は受けませんでした。入浴しやすい気持ちの良い温泉です。浴槽の中では、茶色い湯の花が舞っています。
別府温泉エリアは、単純温泉の泉質が多く、稀に炭酸水素塩泉や塩化物泉は見かけますが、酸性泉の温泉は滅多に見かけません。その様な温泉に出会えたことが、まず嬉しいです。
私は別府市にて沢山の温泉に入っているはずですが、まだまだ知らない温泉、浸かったことがない温泉、組合員専用の浸かれない温泉が沢山あることを改めて感じました。本当に面白い地域です。
上ノ温泉の基本情報
アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約15分
泉質:酸性-ナトリウム-塩化物泉
pH値:2.8
メタケイ酸:593mg
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2020.03入浴