とある晴れた日曜日、大分県由布市の由布院温泉に行き、共同浴場「加勢の湯」の温泉に浸かりました。
もくじ
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明治14年に建てられた共同浴場
由布院温泉は、別府温泉郷と共に大分県を代表する観光地です。また由布院温泉は、湯平温泉、塚原温泉、庄内温泉、狭間温泉の5つを合わせて「湯布院温泉郷」と呼ばれるようになり、国民保養温泉地にも指定されています。
ちなみに「温泉郷」は温泉地の集まりを指します。詳しくはこちらを。
別府市程数は多くありませんが、由布院温泉にも地元の方が使う共同浴場は点在しています。観光地のど真ん中にある様な共同浴場もあり、観光客も入浴することが可能です。今回入浴した「加勢の湯」は、観光客が行き交う中心部から少し離れた位置にありますが、100円でどなたでも入浴できる共同浴場です。
由布院駅からは、徒歩では少し遠い為、自転車をレンタルした方が便利だと思います。駐車場は設けられていませんが、入浴者は建物前のスペースに駐車しても良いと湯友から聞きました。あまり広いスペースではありませんので、大型車は控えた方が良いと思います。
建物は、明治14年に建てられたとのこと。明治14年は、なんと1881年!つまり139年も歴史がある温泉です。(2020年5月時点での計算)
前面道路が斜面となっている影響か、建物の高さがあまり感じられず、可愛らしい外観です。入口は男女別となっており、中央に料金箱が設けられています。
熱くて適温!元気な温泉
中は、脱衣室と浴室が一体となった空間となっており、日常の喧騒からかけ離れた静けさが漂っています。建物も決して真新しいとは言えません。しかし、それが良い。
温泉の温度はやや高めでしたが、私の感覚で加水するほどではありませんでした。十分に掛け湯を行い、湯に身体を慣らして浸かれば問題ありません。
やや熱めの温泉で長くは浸かれませんので、分割湯を行いました。丁寧なかけ湯の後に浸かり(一度目)、頭を洗って浸かり(二度目)、身体を洗って浸かり(三度目)、そして湯から上がります。温泉マークの湯気の様に、温泉は三回入ると良いと言われています。
泉質は「弱アルカリ性単純温泉」です。メタケイ酸も多めに含まれており、美肌効果のある温泉です。
加勢の湯は、決して広い訳ではありません。管理は行き届いていますが、建物も新しい訳ではありません。しかし、心の底からリラックスできる素敵な場所。心も身体も芯から温まりました。
大杵社の大杉でクールダウン
加勢の湯の付近には「大杵社」と呼ばれる神社があり、境内には樹齢1,000年を越えると言われている大杉があります。湯上り後に立ち寄ってみました。
由布院は、自然豊かな場所で、草原の様な山肌、青い空が眩しい地域です。その様な由布院の中にあり、竹や杉が空を覆って静けさが漂う大杵社は、少し異なった雰囲気があります。
爽やかな風が心地良い。加勢の湯と合わせて是非お立ち寄り下さい。
加勢の湯の基本情報
アクセス:大分自動車道「湯布院IC」より自動車で約10分
pH値:8.0
メタケイ酸:144mg
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2020.05入浴