おんせん県で週末温泉生活

日々の健康は週末の温泉から。「おんせん県おおいた」の温泉は、心と身体をほっこり癒して整えてくれる感謝の湯。

【別府市】坊主地獄 鉱泥温泉~肩までどっぷり!トロトロのきめ細かい泥湯

とある晴れた日曜日、大分県別府市にある観光名所「坊主地獄」へ行き、施設が管理している温泉「鉱泥温泉」に浸かりました。

 

 

もくじ

 

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特殊な温泉「泥湯」

別府市には、「蒸し湯」「砂湯」など特殊な温泉がありますが、こちらの鉱泥温泉も特殊な温泉のひとつとして数えることができます。

すでに名称からお分かりだと思いますが、鉱泥温泉は、泥に浸かることができる大変面白い温泉です。

「泥に浸かる」つまり「泥湯」です。

 

営業時間が短いレアな温泉

鉱泥温泉の営業時間は、凄く短い。

朝は8時過ぎから営業しておりますが、昼12時で閉館となります。

入浴料金は900円です。

小学生未満のお子様は利用することができません。

 

営業時間が短い点と、普段の私は子どもを連れて温泉を利用している点より、現在の私は入浴する機会が少ない施設でもあります。

それだけに、今回の利用はとても楽しみでした。

 

なお、公式HPにも記載がありますが、営業時間が短い点については、泥の手入れ・清掃に時間がかかるからとのこと。

特殊な温泉は、それだけ維持管理も大変です。

別府市内では少し高めと感じてしまう料金設定も、特殊な温泉ですから仕方がない。

しかし鉱泥温泉は、期待を裏切りらない大変面白い温泉です。

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駐車場は、坊主地獄と共用です。観光名所の玄関ではなく、「鉱泥温泉」の看板の通りに進みますと、坂を登った先に小屋があります。

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窓口がありますので、料金を支払います。

そして窓口にも掲示がありますが、初めて利用する方はその旨をスタッフにお伝えしましょう。

特殊な温泉は、特殊な入浴方法・注意事項があるものです。

丁寧に入浴方法を教えてくれますよ。

 

脱衣室の鍵付きロッカーに、衣服を詰め込み、駆け足気味で浴室(露天風呂)に向かいました。

なお、浴室内は撮影禁止の為、写真はありません。

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1 露天風呂で身体を清める

脱衣室から一歩踏み出すと、そこには広い露天風呂が広がっていました。

温度は結構熱めですが、入浴できない程ではありません。

浴槽の最も奥に湯口があり、ドバドバと音を響かせながら勢いよく温泉が注がれています。

 

入浴すると面白い位に肌に沁みました。

第一印象は刺激的。

熱くて沁みるのか、成分により沁みるのか、その時は確証がありませんでしたが、肌に刺激があったことは事実でした。

 

この広い露天風呂の奥には、同じくらい広い池があり・・・、

 

いえ、湯気が立ち昇っているので温泉です。

池の奥に設置された太いホースからは、浴槽と同じ様に勢いよく温泉が注がれています。

その池に近づいて触ってみますと、かなり熱い。

火傷するレベルです。

もしかすると源泉から出た温泉を一旦冷ます為の池(浴槽)かもしれません。

 

2 泥湯に浸かる

露天風呂に浸かり身体を清めた後は、いよいよ泥湯に浸かります。

泥湯は露天風呂の奥に設けられており、浴槽の上部には屋根が掛けられています。

浴槽の大きさは、大人6人が浸かれる程度の広さです。

長辺に3人ずつ、計6人と言いたいところですが、浴槽の最奥の隅は熱い温泉が注がれている為、近づくことができません。

よって定員は実質5人と言っていいでしょう。

 

足元に気を付けながら温泉に浸かります。

まず熱い。

そして仄かに感じる硫化水素の香りと牛乳をグレーにしたかの様なトロミのある温泉が身体に纏わりつきます。

どんなに色が付いている温泉でも、通常は手ですくうと透明感があるものですが、本当に絵具を溶かした水の様にしっかり色があります。

 

そして泥がきめ細かい。

顔に塗ることはNGらしい。

細かい泥が目に入ると危ないというお話しを聞きました。

 

わずか数分で額に大粒の汗が浮かび上がります。

 

もっと浸かりたい。

もう少し浸かりたい。

しかし身体が熱い!

 

「出たい!」「もっと浸かりたい!」の狭間を心が何度も揺れ動きます。

 

 

3 風に吹かれて身体を乾燥

結局5分も浸かれなかったと思います。

一度泥湯から出ますと、外気の冷たい風が気持ち良い。

外で身体を冷ましながら乾燥させますと、肌の水分がなくなり、乾いた泥が肌に付着して肌が真っ白になっていました。

そして肌がサラサラ。

 

4 そしてまた泥湯へ

ある程度身体が冷えたら泥湯にまた浸かります。

そして湯から出て乾燥。

結局泥湯は3回浸かりました。

最後は仕上湯として露天風呂に浸かって、上がりました。

露天風呂に入る前に、身体に付着した泥を流すことを忘れてはいけません。

 

肌が驚く程スベスベになって面白い。

温泉分析表は、額縁を入れ替える為に取り外していたらしく当日は確認できませんでしたが、インターネットの情報によりますとpH4.4の単純温泉とのことでした。


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まとめ

私が感じる「印象に残る温泉」とは、「五感をフルに使って楽しめる温泉」だと思っています。

 

見る:開放的な露天風呂とグレーの泥湯

聴く:ドバドバと勢いよく注がれる温泉

触る:熱くてトロミのある温泉

嗅ぐ:仄かに感じる硫化水素の香り

 

味は熱すぎて直接楽しめませんでしたが、水分が抜けて湯上り後の乾いた身体に、水分補給は最高ですよ。

別府の観光名所でもある「坊主地獄」もありますし、観光で立ち寄られても良いと思います。

別府でも希少な泥湯を、丁寧に管理された泥湯を是非お楽しみ下さい。

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鉱泥温泉の基本情報

住所:大分県別府市小倉6組

電話番号:0977-66-1581

アクセス:大分自動車道「別府IC」より、自動車で約3分

 

料金:大人900円

営業時間:8時15分頃~12時まで

 

泉質:単純温泉

pH値:4.4

(インターネットで見つけた温泉分析表より)

 

公式HPはこちら

bouzujigoku.com

 

 

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