慣れない記事を書いていた為、更新の期間がかなり空いてしまいましたが、私は元気に過ごしています。突然ですが、5月4日に我が家初めての「ファミリーキャンプ」を行いました。
もくじ
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ファミキャンまでの経緯
今年度になって小2の長女が突然
「キャンプをしたい!」
と言ってきました。
アウトドアが大好きな私は、
「いいよ〜!」と即答。
私は何度か山の中でテント泊の経験がありますし、野営に関しては全くの初心者ではないと思っています。九重山坊がつるの野営場、屋久島の縄文杉付近、北アルプス涸沢カール、槍ヶ岳山荘の隣り、鳳凰山、白山などなど。当然自分の山用テントもありますし、寝袋も持っています。
しかし、今流行っている「ゆるキャン△」の様な、焚き火やお酒をまったりと楽しむ雰囲気のキャンプは経験がありません。おそらく長女のキャンプイメージは、こっちの方が強いと思います。
よって、装備を再検討すること、そしてキャンプ地を探すことから始めました。
キャンプ候補地は?
キャンプを行くことに決めたのが4月上旬、決行日はGWです。しかし4月から探し始めても、どのキャンプ場も予約がいっぱいで空きがありません。当たり前です。
とりあえず第一候補は、予約なしで利用できるキャンプ場として、その他の候補である予約が必要なキャンプ場は、予約状況を毎日確認することとしました。初めてのファミキャンです。可能な限り予約して、割り当てられた区画で過ごしたいという気持ちがありました。
数日後、予約の空きを発見しました。おそらくキャンセルが出たのでしょう。すぐに予約を行い、滑り込むことに成功しました。決めたキャンプ地は「久住高原沢水キャンプ場」です。そして少しずつ装備を整えながら当日を迎えました。
久住高原沢水キャンプ場へ
いよいよ当日になりました。数日前から用意を行い、荷物を積み込んでさぁ出発。
1人であれば、こんなに荷物は必要ないと思いますが、とんでもない荷物量となってしまいました。これがリアルテトリスか。荷物の軽量化は、今後の課題ですね。
チェックインの前に
まずは週末温泉生活で立ち寄る事が多い「水の駅おづる」で水を汲みました。
チェックインは13時ですが、少し早く行動して、キャンプ場近くの「ガンジーファーム」に立ち寄りました。子ども達を遊具で遊ばせる事により、体力の消耗を狙います。夜は早く寝てほしいですし。
そしてお摘みのベーコンと地ビールも購入。ビールは自宅から持って行くことも考えましたが、少しでも冷えているものが飲みたかった。
爽やかな風が吹き抜けるキャンプ場
久住高原沢水キャンプ場は、日本百名山「九重山」の麓、南側にあるキャンプ場です。草原の様な野営地で、ここに立つだけでも気持ちが良い。
遠くに阿蘇山、祖母山なども眺めることができます。まずは管理棟で受付を行いました。今回は12m×12mのオートキャンプ区画を予約していましたので、受付後は自動車に乗って区画まで移動します。モンベルの会員は、割引もあります。
設営
テント設営
まずはテント設営です。テントは私の山岳用のものではなく、知人に借りたものを使用しました。今回実際に使ってみて、その経験をもとに改めてファミキャン用テントを購入したいと思っていましたが、このテントは設置も使い勝手も楽で、さすがモンベルと唸ってしまいました。ファミキャン用としては小さい方かと思いますが十分な広さです。
フラッグ設置
子ども達が喜ぶと思い、100均で1セット購入していましたが、妻もアマゾンで購入していましたので、同時に使用しました。また妻が購入したフラッグはLED照明付きで、夜に光ります。
パラソル&ハンモック設置
両方とも自宅にあるものを使用しました。パラソルは、よく公園に出かける時などに使用しています。華やかな柄でお気に入りのものですが、収納が大変でもあります。
その他の装備
焚き火台とアルミテーブルは、「ゆるキャン△」でリンちゃんが使用していたものを購入。
ガス、コッヘルは、私の山岳用のものを使用しましたが、ランタンは、ファミキャン用に追加購入しました。スキレットは、100均とニトリで購入しました。自分でシーズニングも行っています。
椅子は、もっと吟味して購入したかったので、とりあえず自宅と実家にあった安物で代用。いつか軽量のローチェアが欲しいと思っています。
寝袋は自宅にあったものの他、添い寝が必要な次女の為に、コールマンで完全に広げることができる封筒型のものを新たに購入しました。マットは、自宅にあった銀マットと、私の山岳用エアマットを使用。
キャンプ場での過ごし方
遊びまわる子ども達
オートキャンプ場の区画は12m×12mでテントを設置して、マイカーを駐車してもまだまだスペースがありました。密とは程遠い環境です。テンションが高すぎる子ども達が走り回ることを考慮して、テントと調理スペースは離して設置しました。
案の定、テントの中と外を行き来して裸足で駆け回っており、「危ないから靴を履けぃ」と何度も怒られるのでした。
長女は塗り絵なども持参して、テントの中で遊んでいました。自宅とは異なる非日常の環境で、いつもと同じことを行いたくなる気持ちは良くわかります。次女は「ちょっと冒険してくる」と言いながら、ふらふらと周辺を歩いていました。
今回は、我が家で眠っていたハンモックをやっと出すことができました。長女も次女も気が付けばハンモックで遊んでおり、相当お気に入りだった様子でした。そして私は火の番やらを行っていた関係か、揺られることをすっかり忘れていました。
敷地内では、木の蔓が垂れ下がっている場所があり、「天然ブランコだよ~」と教えると、大喜びで飛びついていました。
綱引きを行い、ターザンを行い、ぶら下がってみて・・・、
私もぶら下がってみました。
小川も流れており、散策も楽しめます。
お食事
ガンジーファームでベーコンを買っていましたので、まずはそれを摘まみながらビールをグイっと飲み干します。保冷剤の用途も兼ねて、冷凍枝豆を買っていましたが、調理も特に必要ないので次回も採用決定です。
ギアを探す際に簡単に調理できるポップコーンを見つけたので、長女につくらせました。
火が強すぎて焦げてしまい、少し苦くなってしまいました。姉妹は顔に皺を作りながら、無言で苦いポップコーンを食べていました。
焼き鳥は、自宅で用意を行った上で持参しました。美味い!ビールが進むぜぃ!
もちろん炭火で焼肉も行いました。
本日の目玉は、高級ランプ肉!!
炭火でじっくり焼いて、妻と2人で食べようと思ったそのタイミングで、
2歳次女「しっこー!!」
トイレに連れて行き、さぁ食べようと思ったその時には、高級ランプ肉はレバーの様な食感になっていました。あぁ悲しい。
少し焦げてしまいましたが、炭火焼ハンバーグは子ども達に好評でした。
野外で食べるラーメンや、コーンスープも美味しいですよね。火の番を行いながらずっと食べていた様な気がします。
暗くなってからも、アヒージョを摘みながらお酒を楽しみました。
ライトアップ!?
我が家のテントは華やかです。いざ、点灯!
通りすがりのキャンパーが「センスが良いね〜」「おしゃれだね」と話しているのが聞こえてきて、火の番をしながら思わずニヤけてしまいました。
LEDのキャンドル型ライトも持って行き、テントの周辺に並べていましたが、2歳の次女が宝探しの様に全てを回収してしまい、写真に残す事ができませんでした。
パラソルに設置したライトは、その後雨に備えてテントの中に付け替えました。
雨が降り出して・・・
22時頃から雨が降り始めました。天気予報から雨が降ることは知っていましたので、暗くなってからは片付け行いながら過ごしました。
今回使用したテントは前室がありませんので、パラソルを出入口部分に持ってきて前室の様な扱いとしました。このパラソルはペグを打ち込んで使用するタイプなので、少しの風程度であれば心配ありません。
朝になると、雨は本降りになっており、外で過ごす事ができません。前日にある程度片付けていましたし、レインウェアも持参していた為、余裕を持ってチェックアウトもできましたが、やはり濡れたテントの片づけは大変でした。後日干して乾かしましたが、ギアは手入れが大切です。
温泉へ
久住高原沢水キャンプ場では、利用者に提携している温泉施設の割引券を配っています。よって1日目、2日目それぞれ別の施設へ行く予定でした。
1日目はテントを設営してから温泉へ・・・、
と思っていましたが、テンションが上がり過ぎた娘たちは温泉よりも遊びたいと言い、結局行くことができませんでした。キャンプを楽しんでもらえて私も嬉しいですが、温泉にも入りたかったな。
2日目は、帰宅途中に温泉へ。大分県竹田市の豊後くたみ温泉「ほていの湯」を利用しました。久々の利用でしたが、相変わらず気持ち良かった。湯上り後にうどんも頂きましたが、それが凄く美味しくて驚きました。
まとめ
ファミキャンを行ってみて
多くの方が提唱していますが、子どもの成長には「原体験」が大切と言われています。
土や草は良い香り、火は熱くて美しい、星がきれい、夜の闇は暗い、強い雨は怖い・・・。
不便さを体感することにより日常の快適さにも気づいて欲しい。また、自然に放り出されてから感じることは沢山あります。危険があることは否定しませんが、その危険を察知する能力等も養って欲しい。
・・・と書きましたが、「楽しかった」と感じてくれたなら、私はそれでいいです。
キャンプ場での姉妹は、本当に楽しそうに、そして全力で遊んでいました。
私はそれが嬉しい。キャンプから帰宅すると、夕食を食べることが困難な程眠いと言い、2人とも倒れ込むように布団に潜り込み、眠ってしまいました。
連休明けの朝、長女はご機嫌で跳ねる様に小学校へ行き、次女は保育園の先生に興奮気味に休みの様子をお話ししていたそうです。その様な話しを聞くと、次回も全力で頑張りたいと思えてきます。
もちろん私も楽しかったですよ。リフレッシュできたと思います。今回の経験をもとに、今後は道具の最適化、最小化を意識しながら、次回のファミキャンを計画したいと思います。
久住高原は、九重山は、相変わらず美しかった。やはり自然っていいね。
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