12月1日(土)に熊本遠征を行い、熊本県山鹿市のシンボル的温泉施設「さくら湯」に入浴しました。
スポンサーリンク
さくら湯は、木造の建物ですがとにかくでかくて驚きます。威風堂々とした外観は、別府市の「竹瓦温泉」、松山市の「道後温泉」に並ぶ格好良さです。あまりにも素敵だったので、湯上り後に一周して歩いたほどです。建てられて何度か改修を行っているようですが、道後温泉の建設に携わった棟梁もさくら湯の改修に関わっているとのことでした。なんとなく雰囲気が似ていることに納得してしまいます。
さて、早速玄関を入り下足入れに靴を入れて、中へ入ります。券売機があり、料金300円を支払い受付に渡して、脱衣室へ向かいます。
浴室のドアを開けると、眼下に浴槽が広がっており、そのスケール感に不意打ちを喰らいました。とてつもなく広い空間です。浴槽の横幅は壁から壁まであり、奥行きも遠くまであります。天井は高く格子状の模様が続いています。内装は濃い木が大半の為、落ち着いた色彩ですが、浴槽の縁は白いタイルが使われており、それがアクセントになっていて美しいです。
脱衣スペースから階段を使い地盤面下に降りる様子は、別府の共同浴場に似ています。つまりポンプが無い時代から温泉が湧いており、温泉地として栄えていたということです。中の様子からも歴史があり過ぎる温泉だということがわかります。館内の案内パネルによると、さくら湯は江戸時代からあるそうです。
さて、一通り感動したところで十分にかけ湯の上、入浴します。まず足を踏み入れると、それだけでヌルっとした触感を足に感じます。さくら湯も、pH値が高いアルカリ性の温泉です。
浴槽の中央には、円形の縁が立ち上がっていました。視力検査の時に使われる「C」の様に、一部分のみ円は切れています。湯口はその中央にあるようで、浴槽の底から湧き出ていました。中央の縁に頭を置いて上を見上げると、この建物の細部の拘りを改めて感じることができます。天井の木格子の木目地の向き、ガラスの垂れ壁の範囲や使い方、レトロ感漂う看板・・・。洗練された歴史ある空間で、極上のトロトロ湯で漂うひと時は、本当に贅沢で心地良かったです。
歴史あるシンボル的温泉施設「さくら湯」は、見学の為の和室や浴室もあるそうです。時間が合えば是非入ってみたかったですが、タイミングが合わずに今回は見送りました。次回は是非中に入ってみたいと思います。さくら湯の浴槽は、撮影が不可となっていましたので、ご興味のある方は是非公式HPをご参照下さい。
山鹿温泉 さくら湯の基本情報
電話番号:0968-43-3326
アクセス:九州自動車道「植木IC」より、自動車で約15分
pH値:9.62
メタケイ酸:43.7mg
▽泉質はこちら
▽公式HPはこちら
おまけ
7時に入浴したさくら湯でしたが、お昼時にもう一度戻り、隣に建ってある「温泉プラザ」1階の店舗「花さと」を昼食で利用しました。山鹿市にはB級グルメで「山鹿薬師馬カレー」というものがあるそうで、花さとも馬カレーを出すことが可能です。
運ばれてきたカレーは野菜たっぷりでとても満足する一品でした。一つ一つの食材は、丁寧に調理されており、別に運ばれてくるスパイスを投入すると、ガラッと雰囲気が変わります。
花さとは、馬肉のメニューが豊富に揃っており、その他の品にも興味を引かれるものが沢山ありました。さくら湯を昼食時に利用する場合は、是非花さとにもお立ち寄り下さい。
スポンサーリンク
2018.12入浴