短い秋を全力で楽しもう!
気候が良くて、過ごしやすい秋は一瞬で過ぎ去っていきます。今この瞬間しかできない事に、全力で取り組みたいと思い、この秋は特に自然遊びに力を入れています。
2019年10月22日は、大分県別府市の「東山いこいの森」で、自然散策を行いました。私たちが訪れたのは二度目ですが、今回も美しい自然に大満足でした。
そして、今度は山へ向かうのでした。
もくじ
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九重山(合頭山)登山
2019年11月3日は、私の大好きな名峰、日本百名山の九重山に秋を探しに行きました。今回登った山は、九重山の中でも標高が低く、短時間で登ることができる合頭山(ごうとうさん・標高1,380m)を選択しました。隣の猟師山と合頭山の縦走も検討しましたが、子どもの体力を考慮して、合頭山の往復プランまでに留めました。
登山口は九重スキー場
登山口は九重スキー場です。自動車もスキー場の駐車場を利用できますので、有り難い。トイレも利用できましたので、登山口として嬉しい場所です。
さぁ、登山開始です!
スキー場では、人工雪をつくっており、それを横に見ながらゲレンデを登りました。長女は人工雪に飛び込みたい衝動に駆られていた様で、制止させるのが大変でした。(実は私も飛び込みたかったですが、それは内緒のお話しです)
まずはゲレンデを直登。改めて感じましたが、ゲレンデの上級者コースは、かなりの勾配がありますね。私はともかく長女はかなり大変そうでした。しかし、ゲレンデを登って振り返って見た景色は、なかなか素晴らしいもの。長女は、疲労の様子は見えましたが、良い笑顔がありました。
ゲレンデから登山道に入り、道も悪くなります。滑りやすかったので、次女を背負っていた私は特に注意しながら進みました。私が転倒することは、次女にも危険が及びます。途中で「シャクナゲ谷(スキー場)」と書かれた下に降りる矢印がありましたが、その道は長女の要望で下山時に通ることにしました。
稜線は爽快感抜群!
ゲレンデから本格的な登山道に入って、約10分で、猟師山と合頭山の間の稜線に出ました。一気に開ける視界、九重連山の主峰たちや湧蓋山も眺めることができ、合頭山までの道は草原の様な山肌を突っ切る様に伸びています。開放感や爽快感を感じられて、結構気持ち良い。まさに天空の散歩道と言えるでしょう。ここからは、長女が先頭を歩きたいと言い出し、楽しそうに地面を踏みしめて先行していました。
そしてスキップを始める長女。なかなかテンションが上がっている様で、連れてきた私も嬉しかったです。6歳児が歩くのが楽しいと思える登山道です。
11月3日は九重山の西側で、11月4日は九重山の東側で遊び倒しました😆ファミリー登山とピザつくり‼️締めは当然ですが温泉♨️秋は良いですね〜✨ pic.twitter.com/tG6WCf7Os5
— ミーケ@温泉ブロガー (@k_noboro) 2019年11月4日
稜線に出てから、約20~30分で合頭山の山頂に到着しました。
標高は1,380mで、九重山の中では高いとは言えませんが、危ない場所も少なくて山頂も広いので、子どもを連れて行くには最適な名峰だと思いました。山頂で撮影した長女の笑顔は、最高です。
下山はアスレチック感覚で
その後、山頂で昼食を食べ、先に記載した「シャクナゲ谷」を通って下山しました。この道は初めて通りましたが、背が低くてグニャグニャ曲がりくねった木々が密集しており、長女は、アスレチック感覚で楽しみながら間をすり抜けていました。
しかし、問題なのは私。次女と水や調理器具などを背負っている関係で、私の背中は約18kgの負荷がかかっており、その状態で何度も中腰になりながら進むのは、なかなかハードなものでした。さらに枝が次女の顔に当たらない様に、背中にも神経を張り巡らせながら進みます。良い筋トレになりました。
ただゲレンデを歩いて下りるより、小規模なガレ場や両手を使うような急勾配な道もあり、長女は楽しそうに進んでいました。どんぐりも沢山あり「保育園に持っていく!」と、沢山拾っていました。
長女曰く「お山は優しい」とのこと。どんなに拾っても誰にも怒られないし、自分が拾った分を差し引いてもまだまだ大量に落ちているからとのことでした。(高山植物は採取しない様に教え込んでいます。)
最後に長女は「公園で遊ぶよりもお山は楽しい」とも言ってくれました。お父ちゃんは、その言葉が心から嬉しかったよ。
ファミリー登山で私が特に注意していること
きつくても辛いと感じる計画にしない
山に行きたいと思っているのは、子どもよりも大人です。よって自分目線の計画になってしまいがちですが、子どもが「きつすぎる」と思ってしまうと、「登山は辛いもの」と思ってしまい、嫌がる様になります。適度にきついという塩梅が難しいところですが、全員が楽しいと思えるように計画を考えています。
おそらく長女は、九重山の主峰に登れると思いますが、次女はまだ1歳です。よって今は約90分で登頂できる山を目的地として検討しています。山頂に登るだけが登山ではありません。子どもがぐずったら引き返すことも大切です。
天候や気温に特に注意する
当然のお話しですが、山の天候は変わりやすいので、要注意です。特に歩いている人間は暑くても、背中の次女は寒いことも考えられます。脱ぎ着しやすい服装を特に心がけて用意しています。登山を行って、次の日に風邪を引いてしまったら、親である私たちの責任ですから。
ご褒美を用意する
ご褒美と言っても、我が家の場合は大したものではありません。プリキュアのグミなど、些細なものを用意しており、山頂で渡しています。その他、塩分チャージやラムネなども持ち歩いています。遠足の様な感覚ですね。
下山後の温泉
登山と温泉の関係
このブログのタイトル「下山後の温泉」です。美味しい食事を作る為には、下準備の段階から力を入れる様に、温泉を心から気持ち良いと感じる為には、程よい運動が必要です。「適度に疲労が蓄積されたこの状態で温泉に浸かったら」と考えると、ゾクゾクします。
筋湯温泉でのひと時
今回は、登山口として利用した九重スキー場の近くの「筋湯温泉」へ直行しました。私は筋湯温泉を訪れたことはありますが、私以外のメンバーが初めてだったので、筋湯温泉のシンボル的温泉施設「うたせ湯」を選択。男湯女湯と分れる為、一緒に入浴はできませんが、長女の反応も気になるところです。
妻から話を聞きましたが、1人で先に浴室へ行った長女は、「怖い」と言ってすぐに脱衣室に戻ってきたとのこと。薄暗く湯煙立ち昇る浴室で、大音量を響かせながら流れ落ちる温泉、それに無心で打たれる入浴者の姿は異様な光景に見えたのでしょう。
しかし、その後は気を持ち直して楽しく入浴していたとのこと。全てのうたせ湯に打たれ、最後はお腹に受けて、喜んでいたと聞きました。
「(あぁぁぁぁぁ!!お調子者が!笑)」
私は次女を入浴させましたが、話を聞く限りこの子の方がお利口でした。
さて、私も入浴します。まずはかけ湯で、念入りに汗を落とします。そして浸かると、
「(キタ!キタ!キタ!!)」
筋肉に蓄積された疲労物質が、湯ににじみ出る様な(汚い表現ですみません)、又は身体中に熱い温泉が染み渡るようなこの心地良さは、何度経験しても最高です。私はこの瞬間の為に登山を行っていると勘違いしてしまう程の気持ち良さです。
そして、様々な喜びを詰め込んだ、極上の溜め息が口からあふれ出ます。
「はあ~ぁ」
湯上り後は肌もスベスベ。下山後の温泉の威力、半端ないです。
帰りの車内の中は
帰りの自動車の中では、長女も次女もぐっすり眠っていました。全力で遊ぶって素敵な事だと思います。春は気候が不安定、夏は暑すぎて危険、冬は寒すぎる、私1人なら時期は問いませんが、子どもと一緒のアウトドアは、今が一番最適な時期だと思います。
流石に毎週行うことはできませんが、この11月はあと2回、いや1回で構いませんので、自然の中に繰り出したいと思います。
▽九重山登山の過去記事はこちら
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2019.11登山&入浴