とある晴れた10月の日曜日、大分県玖珠郡九重町にある「新清館」の露天風呂に浸かりました。
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もくじ
気持ちの良い高原へ
秋晴れの気持ちの良い休日は、自宅にこもるなど勿体ない。本来であれば、家族全員で登山でも行いたい気分でしたが、前日に次女の通う子ども園で運動会があり、次女も疲れていることを考慮して体力を消費する行動は控えるようにしました。
それでも山の方へ行きたかったので、九重山周辺まで昼食と温泉を求めて向かいました。九重”夢”大吊橋に隣接して建てられている「御食事処山もみじ」で昼食を頂き、「新清館」を目指しました。
九重”夢”大吊橋から新清館までは、自動車で5分もかかりません。新清館の温泉は、私は大分県を代表する温泉のひとつだと思っていますので、観光で県外からお越しの方は、九重”夢”大吊橋とセットで楽しんでも良いと思います。なんとこちらの温泉は、大分県のPR動画「シングロ」のオープニングで使用されたほど。
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木造の赴きのある建物
新清館の露天風呂は、長女のお気に入りでもあります。実は新清館の立ち寄り湯は、今年の7月にも利用しております。短い期間で二度も選んで訪れている点より、私もかなり気に入っているのでしょう。
館内に入り、料金を支払った後は、別の出入口から外へでます。この出入口付近に貴重品BOXも設けられています。道を進むと分かれ道があり、奥に黄色い温泉を確認できます。男湯(混浴)が手前、奥が女湯です。
美しいロケーションと温泉
脱衣室の小屋から出ると、目の前に黄色の温泉が、それも広い浴槽にたっぷり溜まっています。湯口からは大量の温泉が注がれていますが、注がれている温泉は透明です。温泉が空気に触れることにより、着色されるのでしょう。浴槽の底は良い意味で濁っており、全く見えません。
泉質は「ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉」です。美肌効果のある炭酸水素塩泉と硫酸塩泉の2種の泉質を持つ温泉です。温泉の色の影響でしょうか、「鉄分が多い」と思われている方がかなり多いですが、実は鉄分は多くありません。
ここで注目したい成分が、遊離炭酸です。血行促進効果があり、1000mgで二酸化炭素泉(炭酸泉)と名をつけることができる成分である遊離炭酸が、新清館の温泉の中には750mgも含まれています。温泉の味も、炭酸の風味が強いです。
私が勝手に呼んでいる「大分県の三大炭酸泉」のひとつ「山里の湯」は、新清館の近所にある点より、筌ノ口温泉は全体的に炭酸成分が多い温泉地だと思われます。
ちなみに大分県の三大炭酸泉の残り2つは、
・長湯温泉「ラムネ温泉館」
・七里田温泉「下湯」
と思っています。選定基準は、「1:入浴に適した温度」「2:シュワシュワと身体に纏わりつく気泡」です。
泉質の事を沢山書きましたが、単純にこのロケーションも素晴らしい。自然に囲まれて温泉に浸かり、まったりとする時間は最高です。吹く風も心地良い。
新清館、相変わらず良い湯でした。
まとめ
・自然に囲まれた美しい露天風呂
・インパクトがあり過ぎる!温泉の色が凄い!
・圧倒的な湯量と泉質も魅力的
新清館の基本情報
電話番号:0973-79-2131
アクセス:大分自動車道「九重IC」より、自動車で約20分
泉質:ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
pH値:6.6
メタケイ酸:211mg
遊離炭酸:750mg
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2020.10入浴